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新井和宏の「お金の本質行動学」

課題図書、推薦図書のうちから心に残った3つから引用します。

1.『GIVE AND TAKE 「与える人」こそ成功する時代』より

「強いつながりは「絆」を生み出す。同じネットワークの中だけで交流し同じ機会を共有することが多くなる。
弱いつながりは「橋渡し」として役に立つ。異なるネットワークのほうに、より開かれているので、新しいきっかけを発見しやすくなる。」

46億年の地球のいのちの中で生物が38億年続き多様化を続けているのは、強いつながりと弱いつながりがネットワークを作っているからです。個々のいのちは弱い力だけど、のびのびと多様。いのちは利己と利他のバランスを取りながら環境の中で変化しつつ循環しています。木も鳥も微生物もいのちを楽しみながら創造的に生きているように私には思えます。人と人の関係性、組織がいのちの在り方に近いものであったらと思います。

2.『お金の減らし方』より

「お金は、自分の欲しいものに使う。必要なものよりも、欲しいものを優先する。「どれくらい必要か」は問題ではなく、大事なことは「どれくらい欲しいか」なのだ。」

自分の欲しいものが自分でわかることは大切だと思います。そのためには心身の余裕が必要ではないでしょうか。

3.『世界は贈与で出来ている』より

「贈与が無くなった世界、交換が支配的な社会には信頼関係が存在しない。信頼は贈与の中からしか生じない。」

売買する時、商品があって購入するだけなら相手が機械でも可能です。その商品の成り立ちや、どのような思いで作られているかなどの物語がわかる時、信頼につながります。

「なぜ僕らは「仕事のやりがい」を見失ったり、「生きる意味」「生まれてきた意味」を自問したりしてしまうのか。それが「交換」に根差したものだからです。

贈与の結果として、宛先から逆向きに「仕事のやりがい」や「生きる意味」が、偶然返ってくるのです。」

この、偶然返ってくるという感覚はとても意味深いと思います。


お金には良い悪いはない。どのように活かすかが大切です。という新井さんの言葉が心に残りました。

人と人の関係を考えた時、自分が関わる人といい関係を作れるか悪い関係になるかは、相手に関心を持って接して相手との時間をどのように創っていくかなんだと思います。お金は関係性の中で動きます。

相手を感じ取るためには自分自身の心身を感じ取ることが第一歩です。自分がどんな状態にあって、今何がしたいのかがわかること。そのための余白を持てているかどうか。

そのような素敵なセルフマネジメントの先に、今の自分に合ったお金と時間の活かし方が見つかると思います。


・どんな「ありがとう」を言われたいか。
・誰から「ありがとう」と言われたいか。
・誰に「ありがとう」を贈りたいか。
・どんな「ありがとう」を贈りたいか。

人が自由になる、楽になることを手伝うのが好きです。
・薬剤師の仕事で患者さんの不調を改善させること、苦痛を軽減させること。
・エッセンシャル・マネジメント・スクールで、参加者が自分の心の枠に気づき、それを外してよりよい人生を送れるようにすること。
・『あたらしいお金の教科書』や『Drucker for Survival』を基とした対話会で、他の人の物語を聴き合うことから気づきを得ていただけること。
・久しぶりにグループ展を開催しました。表現する場を創りたいためです。作品を出された方、鑑賞された方が何かを得ていただけたら嬉しいです。

自分にできない事を代わって行っている方々に「ありがとう」を贈ります。
・自然保護、災害復旧、学習支援、教育支援、ホームレス支援、平和教育などです。
・今の時代は人が自然から一方的に受け取る事が多すぎると思います。どのように自然に返していくのかを考え行動していきます。自然に「ありがとう」を贈っていきたいです。

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