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お米と牛乳と私の許容力

お米の牛乳煮"Arroz con leche"

お米を牛乳で甘く煮たスペインのデザート。
レモンの香りとシナモンがスペインらしくて美味しい。先日のタパスを引きずってばかりでなんだが、食後のデザートにスペイン好きの友人の為に拵えたものだ。

フランスではリオレ"Riz au lait"とも。
フランスのはバニラが強く、ジャムやドライフルーツと合わせたりする。
これをプディングにする事も多く、市販のカップデザートにもあった。
初めて食べた時は何も入っていない普通のプリンを想像してウキウキしていたので少しショックだったが、慣れると美味しいものだ。

意外にイタリアで粥状のものはあまり見かけないんだけど、これに卵や小麦粉、チーズなんかを足して甘いタルトやドーナッツを作ったりする。
ジェラートも美味しい。

その他の国でも似たものは各地にあるようで、ココナッツミルクで作るのもあるみたいだ。

牛乳が故に焦げやすく絶えずかき混ぜなければならないのが面倒ではあるが、基本の材料がお米と牛乳だけとは思えない程美味しい。
個人的には、牛乳を多めにしてクリームの様な仕上がりにするのが好きだ。

ただ米と牛乳と言えば…
小学校の頃の給食でご飯とぬるい牛乳の組合せに泣いたのは私だけでは無いだろう。
日本のご飯の独特な香りと"ぬるい"牛乳…
口の中で混じってしまわない様、おかずとご飯との順番に気を配ったものだ。

そんなお子ちゃまだった私も遠に大人になり、甘い牛乳粥の美味しさを分かる様になった。
もちろんクリーム系のリゾットやバターライスも美味しく頂く。

しかし相変わらずご飯と一緒に牛乳を飲むのには抵抗がある。

2人分の甘さ控えめアロス・コン・レチェの材料

米 大匙2
牛乳 500〜600cc
グラニュー糖 大匙1
レモンの皮 1/4個分くらい
シナモンスティック 1/2本

アロス・コン・レチェの作り方

米、牛乳の半量、グラニュー糖、シナモンを鍋に入れて中弱火にかける。

沸騰したらレモンの皮を入れて、絶えず鍋底をこそぐ様に混ぜる。

牛乳は随時足して、米が好みの固さになったら火を止める。

ルイス・ドメネク・イ・モンタネールの作る砂糖菓子の様な建築物

サン・パウ病院
ピンクとかが多くてガウディよりファンシーな感じ。

カタルーニャ音楽堂
こちらは更にロマンティック。

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