ヨーロッパ day6 坂の上のクニ
起きたら9時、電車出発は9時半。
バッキャロー！！
7時にアラームかけただろマイウォッチィィ！と腕時計にキレるも、時計は黙して語らず。ただ無言で秒針を刻むのみ。
時計買い替えを考える暇もなく猛スピードで駅まで突撃。案の定急ぎすぎたため洗面用具一式を宿に忘れてくる始末。
歯ブラシ、君のことをは忘れない。
昨夜、駅近くにあったイタリア版100均的な99セントショップなる店で買ったミニマフィンを口に貪りながら電車に乗る。(99セントとかお釣り用意するのダルいやろwwwと思ったけど日本でも100均と言いながら108円だし余り変わらない…？？？)
↑朝のフィレンツェ駅
↑時刻表
今日はフィレンツェから更に北上しイタリア有数の観光都市であるボローニャ…はガン無視し、そのまま経由してリミニという街へ。
ローマフィレンツェボローニャといった街もオシャレなら駅もオシャレなのよ、をではなくただの駅。雰囲気は…そう、大津駅…？
リミニ駅からは1時間に1本のローカルバスを用いてこれまた1時間ほどかけて内陸部へ。そして山の上に見えてくるは世界最古の共和国
**サンマルィィィィィノ **
こんな行きづらいなんてさすがに予想外であった。ツアーでバスをチャーターしない限り非常にめんどいし、立地的に他の観光地から離れているためか日本人ツアー組はいなかった。それにしてもリミニから往復で10ユーロなのはさすがジモティ御用達というとこか。ところで道中山の麓にハンガリー空軍仕様のミグ21が置いてあったがあれはなんだったんだ？？？
↑サンマリノ市街地。斜面にへばり付いてるのがよくわかる。
ティターノ山の上に築かれた城塞都市がサンマリノ旧市街、山上の両端と中央部にそれぞれ砦が置かれている。この断崖絶壁の上に建てられた各砦(大きさ自体は普通、てか小さい)を見ると、攻め落とすことなんて到底不可能だろうと思えてくる。あべのハルカスの上にある城を落とせますか？無理でしょ？
なと勘違いされがちだが、麓に見える街はイタリアではなくサンマリノ領である。流石にアクセスしづらいのはサンマリノ人も分かっているのか一応ロープウェイもある。
そんなサンマリノ旧市街だが、現在の政府庁舎もこの旧市街にある。リベルタ広場と呼ばれるフットサルコートほどの大きさの広場に面した建物が政庁だが、あまりのコンパクトっぷりに一見ただの時計台に見えないこともない。
↑リベルタ広場と政庁(左側)
↑第一砦「グアイタ」
↑第二砦「チェスタ」
本日の天候だが、午前は晴れからの到着時には曇天である。曇りでもパノラマが素晴らしいだけに是非とも晴れのパーフェクトパノラマを見たかった。もっともサンマリノに来たのはサンマリノの入国スタンプとサンマリノ発行ユーロ貨幣をゲットすることだったのでボトムは達成。
サンマリノユーロ貨幣は金欠だったので安めの2012年発行貨幣を購入したが、ふと横を見るとサンマリノ発行ベルリンの壁崩壊記念硬貨が。即決購入をし、結構入国スタンプも合わせて60ユーロも消費してしまった。まぁ、日本じゃまず手に入らないことを考えると仕方ないか。
↑ベルリンの壁崩壊25周年記念硬貨
↑サンマリノ入国スタンプ。旧市街の観光局で貰える
面白かったのがなぜか至る所で武器のレプリカを売ってることだが、KATANAはまだしもNARUTO SWORDとかいう小太刀もどきをドヤ顔で陳列している。
ここは世界で5番目に小さい国らしいが思ったよりは大きい。独自貨幣や切手を発行するだけはある、というよりバチカンが小さすぎるだけか。あそこ人口数百人やし。
↑小国だけどパトカーも独自仕様です。
その後はサンマリノ名物”拷問博物館”へ。様々な拷問器具と共にご丁寧にイラスト付きの詳細な使い方まで書いてくれていてぶっちゃけドン引き。
かの有名なアイアンメイデンとかこんなん絶対痛いやん、、、。なんで従業員の方そんなキラッキラな笑顔なんですか。
もう見てるだけで背筋がゾクゾクする。お世辞にも趣味が良いとは言えないが刺さる人には刺さりそう。物理的にも。
↑拷問博物館の展示。見てるだけで痛くなる
サンマリノ旧市街からまたローカルバスに乗りリミニに帰還。
今日のホテルはなんと四つ星である。アドリア海沿いにあり、夏場は一泊12000ぐらいするらしいが残念今は冬場、安く泊まれるのだ(ホステルがなかった)。ここで洗面用具一式をアメニティでゲットしたかったのだがなんと歯ブラシがない。四つ星なのになんと情けないのか。もっとも欧米じゃ普通歯ブラシはないらしいが。
結局節約のため晩飯はホテルの受付に置いてあった無料のクッキー×5。四つ星なのにひもじい思いだ。朝飯も食べてないし昼飯もミニマフィン×8。明日も朝から移動が待ってるし早く寝よう。テレビ付けてもテレビ東京はおろかNHKworldもやってないし。
↑四つ星の旨味に絞られる
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