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インドシナ day5 文明が恋しくて

「文明が恋しい」

ことの発端はタイはチェンマイの宿でのこの一言。
いつも通り数多の思念の波に埋没していくかに思われたが、そうは問屋が許さなかった。
「香港、行けよ」
そう問屋が囁いてきたのだ。

文明といえば香港、香港といえば文明である。

いやいや金ないやろ?本来なら即却下、企画書の段階からやり直せレベルだが、我らがエアアジアはそんなロクに計画を立てていない僕にも良心的だった。香港まで往復で25000円、あら^〜行きますわよ^〜。
というわけで急遽香港に行くことに。ここまでの決断時間、30分

朝4時に起床しトゥクトゥクを召喚、チェンマイ空港の始発便に乗り、だいたい3時間弱で香港国際空港へ到着。

↑香港到着。文明が俺を呼んでいる。

辿り着いた僕は文明に感激する。車が揺れないのだ。英語理解できるのだ。てか吉野家もあるのだ。昼飯はなんとラーメン屋!…が、そこはやはりなんちゃってラーメン、美味しくない。

↑宿の近くのなんちゃってラーメン

昼飯後はスターフェリー(2.5香港ドル)に乗り込む。このフェリーは片道10分ほどで九龍半島南端の尖沙咀と香港島を結んでおり、手軽に香港の圧倒的摩天楼を海上から見ることができる。香港島に近くに連れ、次第に大きくなってくるビル群に期待ルンルンで上陸するのだが、悲しいかな、そこは所詮ビジネス街、まだ夜景にも程遠く、降り注ぐ日光に敗北した僕はすごすごと宿に引きこもる。

↑スターフェリーより香港島を眺める。背後の山は夜景で有名なビクトリアピークだ。

数時間ほど昼寝をし、宿でHPを回復した僕はリベンジとばかりに今度は地下鉄を使い香港の夜景を観に行く。100万ドルの夜景、見ずには終われない。

↑この古いケーブルカーに乗ってビクトリアピークまで駆け上がる。値段は往復で40香港ドル

さすが世界三大夜景と言われるだけはある圧倒的摩天楼だった。それと同時にこんな狭い土地にビル建てすぎである。ゴジラが吹き飛ばしたくなるのも分かる。
よく考えたら100万ドルの夜景!すごい!とキャッキャしてるがこれ全部残業の光である。100万ドルの残業代の生み出した夜景だ。そう思うと一気に…切なくなるなぁ。

↑100万ドルの(残業代が生んだ)夜景

それにしても香港、物価が高い。タイから来たせいかも知れないが全てが高級品に見える。
ビーフ丼が1200円!?チェンマイで1日過ごせる計算だし、ホテルに至っては5000円と5日間はいける。

↑1200円のビーフ丼。残飯なんて言ってはいけない

そんな貧しい僕の心の友が、我らがセブンイレブンだ。チェンマイに引き続き、香港でもお世話になります。おーいお茶は万国共通であった。さすが伊藤園だぜ。
ちなみに今日の宿は香港と言われて思い浮かぶようなテンプレ地域にある。ホテル前の通りを覆い尽くさんばかりの大量の看板には驚くばかりである。

↑煌めくネオン。ブレードランナーの世界だ。

それにしても香港、文明圏だからかタイと違って特にぶっ飛んだことがないのは悲しい限りである。

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