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買い物リテラシー向上が世界を正常化する



 最近オーガニックのルイボスティーを朝飲むことにハマっています。
皆様お元気にされておりますでしょうか?今日は日々発生する”買い物”をテーマにお話ししたいと思います。

・リテラシーとは何ぞや?

 皆さんは時々、”ネットリテラシー”とか”メディアリテラシー”とかお聞きになる機会があるかもしれませんね。literacyを英和辞典で引くと、

読み書きの能力、識字能力、(ある分野の)活用能力/知識

コンパスローズ英和辞典(研究社)より

とあります。ネット検索などでお調べいただくと簡単に調べられるのですが、例えば、”ネットリテラシー”だったら、”インターネット関連技術やサービスを使用するための活用能力や知識”となるでしょうか。例えば「彼はネットリテラシーが高いな」と言われれば、彼は”インターネットや関連技術やサービスを日々適切に利用する、使用する知識や能力を所持している”という事になるという事ですね。

・これから”買い物リテラシー”がどんどん重要度を増してくる

 今、日々物価高のニュースが絶えないですね。今日11月1日時点の為替レートは1ドル=151円です。
2011年、1ドル=75円なんて時代もありましたから、日本円は約半分の価値になってしまっていますね。当時の価値で同じ商品を今買ったら、半分の支払で買える。つまり今、倍の金額を支払って買わなければならないほど円の価値は下がったということです・・。切ない・・。

 物価が上がれば当然、お金の使い先、つまり買い物対象を見直す必要が増しますね。ご自分の収入の範囲で快適に生活できるようにしていかないといけませんからね。その場合見直しポイントは以下のようになるのだろうと思います。

  1. 購入する、購入しようとしている対象の必要/不必要の判断基準

  2. 支払う金額と受け取る商品・サービスの価値交換の妥当性、満足度

  3. 買物した結果による生活品質向上、下降の評価

  4. 社会貢献への小さな取り組み

一つ一つ丁寧に見ていきましょう。

1.購入/支払いする、購入/支払いしようとしている対象の必要/不必要の判断基準

 この辺りは特段難しい判断は無く、要は生きていくために”必要”か、”不必要”かの判断が基本になりますね。ざっくり例を挙げると

  • 衣食住に関わるモノ(食品、衣類、家賃/住宅ローン、水道・光熱費、医療など)

  • 趣味に関わるモノ

  • 教育に関わるモノ

  • 人付き合い関わるモノ

勿論、細かく分ければもっと膨大な範囲に渡って判断が必要になると思いますが、ざっくり分けるとこんな感じになると思います。この中で何より重要なのは、当然日々生きるため、生命維持のために重要な”衣食住に関わる部分”だと思います。
”食”に関しては特に生命維持に直結する部分ですよね。ここに関してこれからの時代かなり高度なリテラシーが求められるようになります。それは何故か?

  • 添加物の高度化、大量添加による偽物食の氾濫

  • 栽培効率・売上優先のための遺伝子組み換え、農薬使用の増加

  • 医療業界へ送客するための意図的な仕込み

が大々的に行われている事をしっかり読み解き、実態を把握し、仕掛けられるリスク(地雷)を回避していかねばならないからです。これらのリスクの回避方法については、僕自身40年以上掛かって、自身の身体で実験して、実感してやっとたどり着いたくらい偽安心・安全情報に満ちていますし、幼少時代から受けた洗脳を解除するのにかなり困難を極めました。しかしながら、これらのリスクに共通する根本原因は単純で拝金主義ということなんです。要は金儲けです。(資本主義の世界ですからね)金儲けを第一目標においている生産者は人々に安心・安全な食を提供するという概念は1ミリもないのです。特に上場している株式会社というものは消費者=売上という数字になるだけです。日々リテラシーを向上させ拝金主義ではない生産者や事業者を知ってできる限りそこから食品を購入し、”拝金主義の生産者や事業者からは購入しないを徹底する”ことこそがリテラシーを向上させるポイントとなります。

買物リテラシー向上のための参考例

2.支払う金額と受け取る商品・サービスの価値交換の妥当性、満足度

 お金は自ら労働し命を削って得たものですから、商品やサービスと交換するということは厳密にはご自分の命の一部と交換することですよね。なので購入や支払いが妥当であると満足できることが大切なのは言うまでもありませんね。その消費者の心理を重々理解しているからこそ、企業は購入を検討する消費者の心理操作を宣伝・広告で仕掛けてきます。具体的には以下のような戦術です。

  • 希少性が高いとあえて生産数を抑えて販売する、渇望感を煽って購買意欲を掻き立てる(後にご好評につき頑張ってなんとか追加生産できたと大量販売)

  • 未購入者に対して不安を煽る(健康不安、流行など、〇〇世帯必需品など)

  • 一般人がほぼ検証不可能な側面を強調し、革新的だの先進的だのと誇張して購買意欲や先に持てば自慢できるなどの承認欲求を刺激する

  • 美味しい、新鮮至上主義で押し通して安全性には厳密に触れない

これらは全て消費者の満足度を偽の付加価値で向上させる戦術です。じっくり必要・不必要を考えたり、不安の根本原因を突きとめたりすると実は必要の無いものが殆どなんて結果になったります。だからこそ自分なりの購入判定基準を日々アップデートして買物リテラシーを向上していかなければ浪費の一途をたどることになってしまいますね。

3.買物した結果による生活品質の向上、下降の評価

 先ほども触れました通り、購入判定基準を日々情報をかき集めてアップデートしていかないと簡単に無駄なもの買わされてしまうのが今のこの世界だと個人的に思います。これは”裕福”、”裕福ではない”は関係なさそうですね。
例えば金銭的に余裕がないという観点から食品の購入は安さを追求する。しかしそれは後に体調不良や大病と逆に高くついたり、生活が厳しいという理由からストレス発散のためにギャンブルに走ったり、スマホゲームの課金をしてしまったり・・。一方でお金を潤沢に持っているのに不安から更にお金でお金を増やすことに終始してその投資先が我々の生活を豊かにすることに貢献しているのか?状況を悪化させているのかを考えずに金融商品を購入するなど。
 買い物した結果により自分の生活品質が向上したのか?下降したのか?今の日本において冷静に評価している方は実はかなり少ないのではないか?と思う機会が多々あります。この辺りの評価基準も個人的側面、社会的側面の両面から設定しないと、自分や自分の身の回りの生活、果ては社会全体の安全基準を悪化させてしまいます。”たかが買い物と侮ることなかれ”です。最終的に自分の生活に大きく跳ね返ってきます。

4.社会貢献への小さな取り組み

 以上具体的にご説明しましたが、”買い物リテラシー”をしっかり身に付けないと自分の生活の品質低下や安全性を低下させるだけでなく、生き辛い社会の継続構築に一役かってしまうことになってしまうのです。極端に表現するならば、安全・安心を顧みない悪徳企業やサービスの存続を後押ししてしまうということです。商品を消費者に販売する企業は当然のことながら、売れない商品は作りませんし、売りません。つまり、この世界に質の悪い商品やサービスが存在し続けているとすれば、それは購入者や利用者が居るということであり、言い方は悪いですが、私たち一人ひとりの買物リテラシーの無向上、無関心がこの世界を破壊し続けていると言っても過言ではないと個人的には思います。買い物に関する意識改革、日々小さくてもそのリテラシー向上の実践が少しずつ世界を正常化に導くと僕は信じています。

・一事が万事、まさに買い物が世界を正常化する

 もう”今だけ、金だけ、自分だけ”で消費をしても世界は豊かにならず、苦しくなる一方だと気づき始めた方が多いのではないでしょうか?モノは生活に溢れるけど、全く心が満たされている気がしないという人も多いのではないか?と思います。僕もかつて仕事に忙殺され、自分の時間を作れずにやたらと無駄な買物をしていた時期がありました。ある時「何でコレ買ったのだっけ?」という具合に・・・。
 時には”買わないで自作する”ことがとても重要だと思いますが、すべてを自作で賄うのは無理がありますよね。買物を一切しないというのはこの世界に生活する限り不可能でしょう。だからこそここを意識して日々生きていくことが大切だと思います。買い物は今日からできる生活改善方法であり社会貢献方法です。生活品質向上の参考にしていただければ幸いです。
お読み頂きありがとうございました。

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