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スマホで撮れる時代に、僕はカメラで写真を撮りたい

「人生であと一枚しかシャッターを切れないとしたら、お前は何を撮る」

公開中の映画「浅田家」の中で、
主人公が問われるセリフ。
カメラを上手くなるために半年間もがいてきた今、

「何を撮りたいのか」
「カメラを通して何をしたいのか」
改めて自分に問いかけてみた。

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第0章初めましてこんにちは、

photo by @photototo.10

マイナス41度の記録を持つ、
北海道の街から上京し、
現在は、東京で大学生をしています。

「そもそも僕がなんでカメラを始めたのか....」
という話からはじめたかったのですが、
とてつもない長さになりそうなので、
今回は割愛します。

初めてカメラを買ったのは去年の2月、
旅に行く時や、友達といる時に、
なんとなくいい感じの写真を撮る。
いわゆる、あるあるな大学生でした。 

そんな僕が、
カメラを上手くなりたいと志し、
プロのもとで学び、
写真でお金をもらえるようになって、
その先に考えた、
「何を撮りたいのか」
つらつらと書き連ねたいと思います。

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第1章「カメラ、上手くなりたい」

今年の3月に、きっかけがあり、
プロのカメラマンの元で写真を学ぶことを決意。

「写真家として生きていくためには、
何十年も撮り続ける必要があるかもしれないけれど、
カメラマンとしての技術のある程度のレベルまでは、
本気でやればすぐ到達できる。」 

という言葉を信じ、ひたすら
写真を
見て、撮って、見せる 
を繰り返す半年間。

photo by @ayatogram01

おおおっと自分で鳥肌が立つくらいのベストショットがあれば、
あーー上手くいかんかったなぁと編集しながら反省した写真もある。

1週間に何度も撮影を行く中で、
自分が頑張れる撮影と、
なんとなく守ってしまう撮影がある
という気がしてきたんです。

全く写真のことを知らない状態から、
たくさんのことを学んで
(もちろんまだまだだけど)、

コロナが少し落ち着いて撮影できるようになってから、 
急にほぼ毎日のたくさんの撮影に向き合ったことで、
自然と慣れや新鮮さがない撮影ももちろんあった。

夏が過ぎた頃から、
ちょっとずつ、なんで写真を撮ってるんだろう。
どんな撮影の時にわくわくするんだろう。

なんとなく、まとまりきらず、
もやもやする日々をしばらく過ごします。

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第2章「終わりから描く」

なんでカメラをやっているのかを、ぐるぐると考えていた期間、
たまたま、中田敦彦のYouTube大学で、
「7つの習慣」を解説している動画に出会います。

「7つの習慣」ずっと読んでみたいと思いつつ、
書店で見る厚さに圧倒されて、全く進んでいなかった本。
動画で解説してくれるなら、とりあえず見てみようと再生。

学びになることは多かったのだけれど、
1つ目の習慣:終わりから描く
を実際に考えてみることにした。

具体的には、

人間のゴールは、会社が大きくなる時でも、大好きな人と結婚する時でもなく、
死ぬ時だ。自分の葬式の時、家族や友人が集まった時に、読まれる弔辞で、何を読まれたいですか?どんな人間だったねって言われたいですか?という内容。

品川駅のスタバで、ノートを広げ、
じっくりと書き込こんでいく。

見開き8枚分くらい考えた時に至った結論は...

「たくとの前だと、着飾ることを忘れて、
嬉しかったことも、しんどかったことも、
ついつい話しちゃったんだよね。」

この言葉でした。
もちろん、「素敵な人だったね〜」とか
「すごい尊敬していたわ〜」とか言われたら、
もちろん嬉しいに決まってる。

でも、それよりも言われたいのは
「たくとにはありのままを見せることができた。」
という意味の言葉だと気がつきました。

なんで、この言葉になったんだろう。
考えた時に行き着いた先は、
自分自身の性格。  

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第3章「僕にとっての"大切な人"」

「好きな人がとことん好き」
「大切な人を大切にしたい」
自分の中で、ふんわりとこの辺の言葉が、
自分の哲学に近いなぁと考えた時、

自分の思う「大切な人」を全部挙げてみることにした。

箇条書きで思いつくだけ
「大切な人」と胸を張って言える人を挙げ切った時に、
見えてきた共通点、

それが...

「僕がありのままを出せている人」ということ。

photo by @ ryo__photoo

わくわくする何かに挑んでいる時に、
その話をすることができて、

ちょっともやもやしている時には、
強がらず「迷ってます!」と言える人。

加えて、僕は伝えることに執着がある。

好きな人には、恥ずかしくても好きと素直に言いたいし、
大切な人には手紙をよく書く。

逆に、いろんな要因でその気持ちを相手に伝えられない時、
自分自身がしんどくなる。

好きなら好き、しんどいならしんどいという、
ありのままを見せることができるかどうかが、
きちんと伝えられることができるかどうかが、
僕にとっての大切な人基準。


僕が死んだ時、葬式で弔辞を読んでくれる人にとっても、
僕が大切な存在であることができたら、理想だと。

終わりから描いた結果、
「大切な人の大切な人になりたい。」

つまり、

「自分がありのままであれる人が、
ありのままでいられる人・場所でありたい」

これが、理想のゴールなのかもという結論に至る。

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第4章「なんで写真撮りたいんだっけ?」

思ったよりも大きく膨らんでしまった、
どう死にたいか、どんなゴールがあるかの話。

じゃあ、このゴールとカメラは
どう繋がるんだろうと考える段階に。

とりあえず、今まで良かったと思える写真には、
どんなのがあって、なにが良かったんだろうと考えてみた。

実はこれ、定期的にやっていたのだけれど、
なかなか1つには定まって無かったのです。

2020/7 @kamakura

2020/3 @kochi (始めた時)

2020/6 @kagoshima

2020/8 @tokyo

2020/8 @chiba

2020/9 @tokyo


今回改めて、全部に共通することってなんだろうと考えた時、
初めて、共通点のヒントが見えた気がした。

やっぱり、写真の中でも
ありのままの姿である
ということが、大切なのかもしれないと。

可愛く撮れてても、
カッコよく撮れてても、
なんだかしっくり来てなかったのは、

それが自分が撮りたい写真じゃなかったから、
見たい表情じゃなかったから。

そう気づいた時に、
これから何を撮っていきたいのかがすっきりした感覚に、
やっとなりました。

2020/6 @chiba

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第5章「カメラマンたくとが撮りたいものは?」

僕は、自分の大切な人たちを、
僕の手で撮り続けたい。

カメラマン、被写体だけの関係性
1度きりで終わってしまう関係性でありたくない。

友達や大切な人の、
今の表情、大切なイベント、
誕生日や記念日、
結婚、出産、家族、、、、

何度も何度もその時のありのままを撮り続ける
人生カメラマンでありたい。

そして、

撮影という時間を通して、
ありのままを引き出しして、

写真というものを活かして、
それを目に見える形に表現する。

そう考えた時に、
僕が撮りたいものがすっきりと見えた感覚がありました。

大好きな人たちの、
ありのままを撮りたい。

@2020/6 @tokyo

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第6章「カメラから世界を広げてみる」

写真に触れる前、
手紙に関わることをしばらくやってました。

特に、手紙を書くワークショップは、
半年で50人くらいに向けて届けていたんです。

普段は優先順位が下がってしまう、
「手紙を書く」という時間。

書くための時間と場所を整えて、

あなたにとってどんな人なのか、
なぜ今書きたいのか、
何を伝えたいのかをヒアリングしてから
実際に書く時間をとるというワークショップ。

これも、結局、写真と同じみたいです。

相手がどんな人なのか、
ありのままはどんな姿なのかを紐解いて、
その姿を形にする。


目に見える形にするのは、
手紙の時は"本人"が、
写真の時は"僕自身"が、

ただそこが違うだけだったみたいです。

2019/12 @ crazy office

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最終章「たくとがお届けする、撮影の体験は?」

大切な人を想うための手段として、
手紙もカメラも活かしていきたい。

これからの撮影は、

①事前に今どんな気持ちなのか、
どんな姿を撮りたいのかをヒアリングして

②当日、一緒にはしゃぎながら撮影をする

③その時に思った気持ちを載せて、
写真をお渡しする。

この3つを合わせて、
たくとの撮影としてお届けしていきたいと思います。

ただ綺麗な写真を撮る撮影ではなく、
ありのままが見える撮影にこだわっていきます。

2020/9 @tokyo

p.s.

2020/9 @tokyo

どんな写真を撮っているのか、
写真と手紙の掛け合わせたものは、
こちらにまとまっています。

誰かを想うロマンチストのメッセージと手紙から、
少しでもほっこりしていただけたら嬉しいです。

p.p.s.

ここまでnoteを読んでくださった方、
つらつらと書いた文章に、
お付き合いいただきありがとうございます。

こんな想いで写真を撮っています。

あなたのありのままも、
ぜひ、僕の手で残せたら、この上ない幸いです。

全国どこでも出張しますので(落ち着いたら全世界どこでも)、
お気軽にご相談ください。

お問い合わせこちらまで。

photo by @phototo.10
(僕のカメラの師匠で、大切な恩人です。)

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