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インフレについて

総務省統計局より10/20日に発表された消費者物価指数(総合指数)は前年同月比で3.0%の増加、2020年を100としたときに106.2となりました。
ここ最近、物価上昇のニュースはもはや日常になりました。
今年40歳になる私は恐らく初めて経験するであろう物価上昇、いわゆるインフレーション(インフレ)です。
この記事ではインフレについて書きたいと思います。


インフレとは


インフレとは、物・サービスの値段が上がることです。言い換えると法定通貨の価値が下がることです。
よって資産が預貯金のみの場合、額面は変わらなくても法定通貨の価値が下がることによって、実質的に資産が減っていくことになります。
経済成長のためには、年率2%程度のマイルドなインフレは良いと言われています。
様々な意見があるかもしれませんが、私個人としてインフレは良くないと思っています。

インフレが良くないと考える理由


投資をしていると複利の魔力にとりつかれます。
複利ってすごいと実感します。
しかし、インフレにおいても同様に複利が働くので注意しなければなりません。
もし、年率3%のインフレが続いた場合、預貯金をそのままにしておくと約24年で資産が半分に減ることになります。(いわゆる72の法則ですね。)

インフレで金や土地など実物資産の価格が上昇したということは、金や土地など実物資産の価格を基準にすると、円の価値が下落したことと同じです。

それは、実質的に預貯金だけを持っている人から、金や土地などの実物資産を持っている人に富が移転したと考えることができます。

インフレは隠れた税金であるとも言われています。

著名投資家であるウォーレン・バフェットは、
「インフレは債券投資家をだまして財産を巻き上げる。現金をマットレスの下に置いている人の財産も奪われる。ほとんど全ての人がだましとられる」
と述べています。

私が愛読している「敗者のゲーム」では、「投資家にとって、最も恐れるべき敵はインフレである。」と述べています。

これを初めて読んだときは2019年だったので、まだインフレは起こっていませんでした。なので、インフレが最大の敵であると言われてもイマイチピンときませんでした。

しかし、今、インフレの波に直面していると、徐々にその怖さを実感するようになりました。スーパーで買い物をしていると、乳製品、野菜などの高さに驚きます!

日本人の資産の大半は預貯金であることを踏まえると、インフレは好ましくないでしょう。
私たちが必死で働いて貯めたお金が実質的に奪われるのですから。

しかし、一個人がどうしようが世の中の流れに抗うことは不可能です。
次回の記事ではインフレ状況下においてどのように対応すべきか、そして、
その対応をする上で直面している悩みについて書きたいと思います。

本日も貴重な時間を使って読んで頂いてありがとうございます。

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