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Larsen愛を語る

なんか最近 Larsen のヴァイオリン弦の話ばかりしてすいません。
Larsen ってデンマークで元ヴァイオリニストのローリッツ・ラーセン社長が
手巻きで始めたガレージ企業でした。なぜかチェロで火がつき
チェロのA線、D線の定番弦となりました。ヴィオラでも定番です。
しかしなぜかヴァイオリンではマイナーです。

なぜ私はLarsenの弦を使うのかという記事を書いた時に
音色に関して音色にクセが無く音抜けが良いと書きました。

そして久しぶりに Larsen 本家のWebサイトを見ていたら
なんと!新しい弦が2種類出てるじゃないですか!
1つは日本上陸済みですが Il Cannone Direct & Focused
その名の通りより直接的な音を目指した模様です。
Il Cannone のクセが無く音抜けの良い特徴を更に尖らせた感じでしょうか?
A~G線だけのラインナップでE線は無いようです。
以前、真逆のコンセプトで Il Cannone Warm & Broad という
限定A弦を通常パックのオマケにお試しで付けていた時期もあります。
こういうなかなか面白い事をする会社です。
もう1つは Il Cannone Gold 日本未上陸です。なんか高そうですね。
音抜けを更に追求し温かみを追加したみたいですね。

Larsenサウンドマップ

サウンドマップも更新されていました。
センターの基準値が Aurora になっているのもポイントです。
以前は Original だったと思います。
Aurora は、とにかく安い!セットで5000円ぐらいです。
音色も寿命もなかなか良いですよ。

こうやってサウンドマップを見ると、古くから有る弦が左に集中しており
新しい弦はどんどん右に行っている事から
音抜けを更に追求していくスタンスのようです。
上のキラキラ方向を追求するメーカーが多い中
敢えて上には行かず右に行く Larsen のスタンスが好きなんですよね。

Larsen の各モデル弾き比べの動画がありました。
新製品の Il Cannone Gold はまだないですが。

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