中山 ただし

本業 : 丸の内IT稼業⌨ 昭和ジャニーズ顔 アルフィエスタ🐍 モーツァル党 後期マロ…

中山 ただし

本業 : 丸の内IT稼業⌨ 昭和ジャニーズ顔 アルフィエスタ🐍 モーツァル党 後期マロン派🌰 Flussシンフォニカ所属 特技:ヴァイオリン🎻、ヴィオラ、チェロ、メタルギター🎸、ハイトーンボーカル🎤、ドラ厶🥁 ITとクラシック音楽とヘビーメタルに強いです

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音楽の良いところは辞めてもいつでも帰ってこられるところ

ジュニオケ卒業以来20年ぶりにエキストラでオーケストラに乗って ドヴォ7は難しかったけど楽しかった。良い曲だった。 でもまたココから暫くヴァイオリンを弾かなくなりました。 それどころか音楽と全く関わらない生活になりました。 理由は息子が生まれたことでした。 妻からも「音楽活動は辞めて欲しい」と頼まれましたし 私自身も息子との生活が楽しくて仕方なかったので 音楽をやらないことに関して特になにも窮屈に感じることはなかったですね 元々子供大好きなので超子煩悩でした。 毎週末連れ回

    • 弓と楽器の関係 【Part2】

      【Part1】の続き 弦に直接触れて弦を振動させているのは弓毛に塗った松脂なので 弓本体の性能は音色には関係無いと書きましたが じゃあ棹はなんでもいいの?いやそれが良くないんです。 分解して考えてみましょう。音色を創る要素は下記の4つです。 ・弦と当たる位置 (駒寄りなのか指板寄りなのか) コレは奏者が技術で決める要素で弓の特性とは全く関係無いですね。 ・弓毛を当てる面積 (弓毛を全部当てるか、手前に傾けて側面を当てるか) コレも奏者が技術で決める要素ですね。 しかし棹

      • 弓と楽器の関係 【Part1】

        よく言われる「弓は楽器の半額ぐらいのもので揃えましょう」という言葉。 まあセールストークなのでそのまま受け止める前に 弓と楽器の関係を科学的に考えてみます。 音を出すのは楽器本体です。そして弓の役割は弦を連続的に弾く事です。 ギターやマンドリンは指で弦を弾いた瞬間にだけ音が出ます。 コレを連続的に行うのがトレモロ奏法ですが 更に切れ目がわからないレベルの高速で 連続で弦を弾いているのが弓毛の摩擦です。 もっと言えば弓毛に付着している松脂の摩擦と言ってもよいでしょう。 つま

        • 才能の話

          今まで避けてきた荒れそうな話題です。 音楽に才能という物は有るのか?才能とは何か? 才能は努力では越えられないのか? 有るのか無いのかで言われれば、やはり有りますよね 才能に恵まれてる奴を横目に羨ましいなーと思った事は何度もあります。 ただ才能にも物凄く細かく種類があって色々な強みを組み合わせ 色々な弱みを保管してたりするなーと感じています。 子供はまだ努力を積み重ねている訳ではなく 持って生まれた特性が大きく出ている時期ですので 子供の頃の目線に戻って考えてみたいと思います

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        音楽の良いところは辞めてもいつでも帰ってこられるところ

          ピッチカートにヴィブラートを掛ける話

          私は基本的にピッチカートにヴィブラートは掛けないのです。 コレには理由が2つあります。 ・ 表現的に素朴感を出したい ピッチカートを使う場面ってフレーズを朗々と歌わせる場面より むしろ素朴にポロンポロンと鳴るイメージへの場面転換が多いと思います。 あまりヴィブラートを掛けて歌わせたいと思わないんですよね。 ・ 響きが短くなる これが今回の本題の衝撃的な理由です。 先日、ブラームス交響曲第4番の第2楽章で ピッチカートが延々続く場面が有るのですが 響きが短くなるからヴィブラ

          ピッチカートにヴィブラートを掛ける話

          アマオケ界隈の噂話

          アマオケの世界は集団行動なので団体内で噂話が広がる事があります。 ところがそんな噂話の渦中に、まさか自分がなっていたという話です。 私は年間12~18回ぐらいの演奏会に出演していますので 出入りする団体の数も10を超えて多いのですが それだけ出入りしていると人間関係を濃厚に取っている時間も無いですし 土日は複数団体の合奏練習をハシゴで移動しているので 合奏練習会場では風の様に現れて、弾いては風のように去っていきます。 練習後に呑み会とかがあって誘われても断って去っていきます

          アマオケ界隈の噂話

          音にならない音を求められる事

          モーツァルトの楽曲は全ての音をハッキリクッキリ正確に発音して 届けないとあの快活な世界にならないのですが 時代が進むにつれ「コレなんで弾かされてるの?」と思うような 正確に全ての音を弾く事を想定していないんじゃないか? というようなフレーズが登場しだします。 特にマーラーが顕著ですが、弦の音域を想定していないポルタメント。 コレは正確に出発点~到達点への音移動が求められているわけではなく 引きずっている感が求められている気がします。 そもそも到着点の音に急激なディミヌエンド

          音にならない音を求められる事

          練習は質か量か

          よく量より質って言いますよね たしかに質の悪い練習はいくら量やっても効果がないので ある意味正しいのですが、質が良ければ練習量は少なく出来るのか? とい言えば案外そんな事は無いと思ってます。 というのも楽器演奏も体を動かす運動行為なので 実はある程度の筋力と体力は必要です。 そして筋力や体力はどんなに質が良くても数をこなさないと増えません。 たとえば楽器を長時間構えていて肩や背中が痛くなる などの現象はフォームが悪いのかもしれませんが どんなに完璧なフォームに矯正したとして

          練習は質か量か

          言葉は変わる

          私が子供の頃と今では表記が変わった言葉って結構有るんですよ。 バイオリン → ヴァイオリン 昭和の教本にはバイオリン教本って表紙に書いてありました いつの間にかヴァイオリン教本に書き換わってますね カタカナでBとVを書き分ける時代になったからでしょう。 ビオラ → ヴィオラ コレもヴァイオリンと同じです。いつの間にかヴィオラになりました。 ビオラで検索すると園芸ばかり出てきます。 ベートーベン → ベートーヴェン ビバルディ → ヴィヴァルディ ドボルザーク → ドヴォ

          言葉は変わる

          f孔の話

          弦楽器にはf孔という筆記体のfの形の穴が空いています。 このf孔って大事なんですよね。 楽器の音はココから出ているからです。 f孔を塞いで演奏してみるとわかりますが驚くほど音量が下がります。 ただf孔から出る音量はかなり大きいですが 超至近距離のマイクでf孔をピンポイントを狙って録音すると f孔からの音は実はこもっていて雑音成分が有りません。 ビックリするぐらい弦に弓毛を噛ませた音が出てこないのです。 逆に超至近距離のマイクで弦をピンポイントを狙って録音すると かなりカリカ

          ハ音記号というもの

          ハ音記号というものは殆どヴィオラでしか使われない音部記号です。 チェロでも出てきますが、基本的にはヴィオラ専用記号です。 この事はヴィオラという楽器への高いハードルになっていると思います。 ヴァイオリン経験者であってもピアノ経験者であっても ハ音記号に関してはイチから学び直しになるからです。 本日、レッスンを見ていただいている先生が 音高時代にヴィオラの授業がありハ音記号が読めないので 階名を全部の音に書いていて見ながら弾いていたら 徐々にハ音記号が読めるようになったと言っ

          ハ音記号というもの

          五度の差って大きい

          ヴァイオリンとヴィオラの音域差は完全五度ですが この五度の差は思わぬ違いを持っています。 単純に音域が変わるだけではないのです。 一番変わるのは調性感覚です。 ヴァイオリンの場合は♯1つのG-Durが弾きやすいですが ヴィオラの場合は調号なしのC-Durが弾きやすいです。 まあこれは運指の都合上、当然といえば当然なのですが 更に他の調に転調していくと事情が変わってきます。 ヴィオラはネックが長い分、指を開くのが難しくなってきます。 ♯が増えてくると指を大きく開く必要が出て

          五度の差って大きい

          東京

          私は東京近郊での活動にこだわっている部分があります。 音楽活動をする上で東京は世界有数の街だと思います。 毎日東京のどこかであらゆる音楽が演奏されています。 練習環境、レッスン環境、楽器の調達や修理等 全てのアクセスが最短の環境だと思います。 音楽活動している団体も凄まじい数です。 現在私は勤め人なので、通勤定期券圏内で音楽生活を送る事で 交通費も殆ど掛からずに演奏活動が出来ています。 将来、勤め人を辞めた時に地方でのんびり暮らすという選択肢が 有る訳ですが、私はむしろ今よ

          ピッチカートのかっこいい曲

          以前ピッチカートをナメてはいけない話という記事を書きました。 譜読みでピッチカートパートは省略しがちで 実際やってみると意外に難しかったりします。 とくにピッチカートはボウイングよりリズムがシビアだと思います。 弾いた瞬間に押弦が有っていないとカスッてしまい音が鳴ってくれません。 現在、私が非常に苦戦している曲がありまして マーラー交響曲第9番の第2楽章のヴィオラです。 弦3本の重音で鳴らす楽譜指定なのでdivで分けるわけに行きませんし 高速でpizzとarcoが入れ替わり

          ピッチカートのかっこいい曲

          曲の難しさとは

          コレまで色々な曲を弾いてきましたが 曲の難しさっていうのは色々有って 速くて難しいとか、跳躍が多くて難しいとか 移弦が多くて難しいとか、曲が長くて難しいとか 難しさにも色々種類があるのですが 私にとって難しいなー・・・ と思う曲は調性が複雑な曲です。 調性がコロコロ変わるとか 調号は変わっていないけれど転調しまくっていて 臨時記号が大量についたり外れたりするとかですね。 速いとか移弦だとかフレーズ単位の難しさっていうのは 1曲中や1楽章にせいぜい16~32小節ぐらいなので

          曲の難しさとは

          私は絵がヘタです

          以前、実は私は得意土俵でしか勝負しないヒトです という記事を書きました。 手先が超絶不器用で絵を書くのが超絶苦手なのです。 そんな私がWindowsのペイント3Dでマウスで描いた 似てないブラームスの絵が妙にゆるくて 一周回って味わい深いと好評いただいて Tシャツにして欲しいというリクエストが有りましたので 調子に乗ってTシャツ作りました! なんともう4枚売れました 大変ありがたいですね

          私は絵がヘタです