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ヴィブラートの話

いよいよ関心の高いであろうと予想されるヴィブラートの話です。
とはいえあまりこの話題には触れたくなかったんですよね・・・
というのも私はヴィブラートをきちんと習った事が無いのです。
昭和の指導者にありがちなのですが、特に掛け方を教えていないのに
掛けろ掛けろとだけ言われていたので完全に見様見真似でした。
ただ特に注意もされなかったので
掛け方が違うという事もなかったのだと思います。
よく話題になるのですが指で掛ける、手首で掛ける、肘で掛ける等
掛け方は人によって様々です。
正直私には正解はわかりませんが、私自身は手首で掛けています。
歯切れの悪い事ばかり言ってしまっていて申し訳ないので
強いて言えばコツは指を弦の上でスライドさせているのではなく
指のカーブに合わせて弦の上でコロコロ転がしているという事でしょうか。
この動きになるのであれば指だろうと手首だろうと肘だろうと
掛かれば何でも良いのではないかと思っています。
ただ完全に個人的好みになりますが
ヴィブラート掛けまくりの演奏があまり好きではなく
ヴィブラートを掛けなくてもカッコいい演奏をしたいと言う憧れが有り
音の出だしに軽く一往復分ぐらい入れるだけにする事が多いです。

大人になってから色んなアマオケに顔を出すようになって
素晴らしい弦トレーナーさんの指導頂く機会が増えましたが
その中で印象的だったヴィブラートの話をひとつ。
ヴィブラートを掛ける時の音程は

  1. 弾こうとしている音程に対して高い音方向に上向きに掛ける

  2. 弾こうとしている音程を中心に高い音と低い音に上下に掛ける

  3. 弾こうとしている音程に対して低い音方向に下向きに掛ける

正解はかなり意外だったのですが3番なのだそうです。
理由は人間の耳は高い音に対して敏感、低い音に対して鈍感な傾向にあり
音程変化の最頂点部分を音程の基準点として
認識してしまうからという事でした。
私はギターも弾くのですが構造上、1番でしか掛けられないので
1番の感覚でいました。

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