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男の子の習い事としてのヴァイオリン

私は今でこそポジティブをこじらせて
毎日楽音楽を楽しんで居るように見えるでしょう。
でもそうなったのは随分大人になってから。
子供の頃は非常に苦しかったのです。

元々、物心も対して付いていない
本人にやりたいという気持ちが全く無い時期に
無理矢理ヴァイオリンを習わされたので
当時は楽しいと思った事はなく
そもそもヴァイオリンが何なのかも知らなかったんです。
教本曲も聴いた事が無いクラシック曲で弾きたい願望も憧れもなく
全く興味も関心も無い事を努力して取り組むとのはとても苦しい事です。

しかも遊びたい盛りの子供ですから興味の無い事をする為に
興味の有る事をする時間が奪われるのです。
しかも女の子の世界とは違って男の子の世界は
足が速いとかドッジボールで速い球を投げるとかが至上の価値観の世界で
ヴァイオリンを習っているというのは憧れられるようなモノではなく
嘲笑の対象ですらあります。ヘタをすればイジメのターゲットとして
ロックオンされてしまうジャンルの習い事です。

小学生ぐらいの男の子がヴァイオリンケースを
持って歩いているのを見かけると
当時の苦しさが蘇ってきて胸がとても苦しくなるのです。

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