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年中の息子とFortnite

四十路を前に、今年始めた事といえばFortniteです。きっかけは息子の熱望によるもの。現在、全世界でのアカウント数は5億に達したらしいです。


しかし、子供を持つ親として、ゲームとの向き合い方は非常に頭を悩ませる種の一つです。

僕自身、幼少期はほとんどゲームをしない子供でした。しかし、親として最近のゲームを理解していないのはまずいのではないか?と思い、息子の熱望も相まってFortniteを始めてみた訳です。


これは約半年前に始まった、僕と息子とFortniteの物語です。


▼switch購入のきっかけ

コロナ禍だったという事もあり、今年に入って我が家もニンテンドーswitchを購入しました。もともとは奥さんがエクササイズするために買ったものです。一応まだ続いています笑。

そのうち息子はswitchをテレビに繋いでYouTubeを観るようになりました。以前から僕のスマホで簡単な魚釣りゲームをしていた息子。この時から、ゲーム好きになるなという感覚はありました。

もともと武器が大好きな息子。近くに住む小学生の姪っ子がFortniteをやっていたので、もうそりゃ興味津々な訳です。

僕自身、やってみてどうか?の体験を大事にしている人間なので、息子にもそういった体験を通して成長していってほしいと思っています。

興味があるというのはすごくいい事なので、あとは親がどうやって触れさせてあげられるかにかかってきます。特に、ゲームはいい面も悪い面もあるので尚更です。


▼ゲームは悪なのか?

昔は『ゲームは悪』みたいな時代がありましたが、今のゲームはむしろ付き合い方次第では、ものすごくいいものではないかと思い始めました。

確かに小さな画面を猫背になりながら凝視するのはあまり良くないと思います。しかし、今はテレビに繋いで大画面でゲームができます。そうすると視線も上がりますし、何故か気合いが入って姿勢も良くなります笑

姪っ子のプレイを観ながら、なるほどなるほどと勉強。最近のゲームはここまで進化したのだなと…。

確かに中毒性は高いかもしれない。しかし、中毒にならないような自制心のベースをつくってあげるのも親の役目。息子の場合、そのベースができあがっていたので、Fortniteを始めても問題ないと判断しました。

それに、親がスマホを何時間もいじって、子供がゲームをしてはいけません!では納得できないと思います。


▼Fortniteを始めて良かった点

まず、5歳の息子の特徴を挙げてみます。

○数字は得意で、文字は苦手
○やたら耳がいい
○道具を使うのが得意
○絵を描くのは苦手
○集中力があまりない

息子はまだひらがなが少し読める程度です。文字が読めないのに、果たしてバトルロイヤルを生き抜く事ができるのか?

※詳しいルールは端折ります🙏


■苦手を得意でカバーする

息子は文字が読めてないので、圧倒的に文字情報が不足しています。しかし、武器マニアなので遠くからでも武器の種類が識別できていました。

僕は、武器を拾ってから武器名が表示されるので、そこで始めて武器を認識していました。

また、武器によって発砲音が違うらしく、近くで戦闘があると「やばい、金スカーの音がする!」とか「金ポン持ってる敵が近くにいる!」とか言う訳ですよ。

もう文字に頼りまくってる僕からしたら、びっくり仰天でした。文字が読めないのはハンデかなと思っていましたが、得意な事でカバーしまくってる訳です。




■数字に強くなる

Fortniteのバトルロイヤルは、武器のほかに回復アイテムや、弾なども入手しないといけせん。武器があっても、弾がないと敵に攻撃できません。弾を拾うと弾数が増えます。

弾数も常に表示されているので、弾を拾うとどれくらい増えるかとかも身についていきました。息子もおおまかな足し算ができるようになり、持っている武器に入れれる弾の上限なども理解していきました。

また、回復系アイテムもたくさんあって、体力が回復するタイプのものや、シールドが回復するものもあります。

包帯は体力が15回復するけど回復上限は75とか、ミニポーションはシールドが25回復するけど回復上限は50とか、結構複雑な数字が絡んできます。

回復アイテムの使う順序を間違えると満タンまで回復しないとか、どんだけ忙しいゲームなんだ!というのが正直な感想です笑。

しかし、子供たちはそんな困難はあっさり超えていきます。

あと、口を酸っぱくして「ゲームは何時までね!」と言っていたので、いつの間にか時計も読めるようになっていました笑。


■瞬時に優先順位がつけれる

僕がこのゲームを始めた時の感想は、なんて疲れるゲームなんだ…です笑。

まずは、敵と被らない場所に降下して、敵と遭遇する前に武器の入手とシールド回復をして、ストームから逃げて、猪や狼、はたまた恐竜からも逃げて…。と思ったら敵に遭遇してバトル…やっとの思いで勝って敵のアイテム漁ったら誰かに攻撃されて、建築バトル開始…。

もう回復する間もないくらい忙しいです。

これが、デュオ(2人)やトリオ(3人)やスクワッド(4人)などのチーム戦になると、チームメイトの回復の事や、チームでの武器構成なども視野に入れて戦わなければいけません。

こういった感じで、常に判断の連続なので、優先順位をつける訓練にはもってこいだと思いました。

敵を倒して、敵のアイテムに目が眩んで漁っていると大体別の敵に撃たれます笑。漁るならまずは回復してから漁った方がいいとか、ちょっと目先の事を我慢して他の事を先にやった方が結果良かったなど、いろいろわかる様になります。

小さな失敗から、反省、改善、実行、成功といったパターンも見えてきます。自分で考えたという点から、自信にも繋がります。何より、失敗しても色んな手段を使えば、乗り越えられるという思考回路も出来上がります。


▼この半年で思ったこと

正直、5歳ではまだ早すぎるかな?と思ったのは事実です。しかし、息子の日常生活を見ていると、YouTubeを観る時間も守れるし、そんなに集中力も続かないタイプなので、自分で制御できるという確信はありました。

あと、勝ち負けがつくと癇癪を起こしやすいお子さんとかには、あまりオススメはできません…。

ある程度、自制心があるお子さんの場合は何でもダメダメ言うよりは、やらせてみた方がいいのではないかと思います。

ちなみに、うちの息子は明らかにゲームに飽きてきています笑。最近はトランプでひたすら神経衰弱を挑んできたり、ドッヂボールという名の枕投げを延々と付き合わされてます。

ゲームのプレイ時間も、ピーク時の6〜7割に減ってきました。

○朝が早起きになった
○数字に強くなった
○時計も読めるようになった
○優先順位がつけれるようになった
○チームのために考えれるようになった
○目先の事に飛び付かなくなった
○ルール(モラル)が守れるようになった
○親子の会話がさらに増えた
○もうトイザらスに用はないと言い出した


うちの場合は思ってた以上に、いい効果があったのでよかったです。

しかし、あくまでも目の前にいるお子さんの性格や傾向を踏まえた上で、ゲームを与える与えないは判断した方が良さそうです。


来週からは、いよいよチャプター3が始まりますね!非常に楽しみです。

息子の方は無事アリーナの世界へと旅立っていきました。

僕はというと、未だに人気のないIO基地でIO宝箱を漁り、人気のない資材置き場で木材を集めています。イモです。何とか建築が少しできるようになりましたが、基本ショックウェーブランチャーで逃走してます。



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