日本人にバカンスを。

アルジャーノンに花束を。

のリズムで「にっぽんじんに・・」と読んでください。

どうでもいいですね。

日本人って「休む」が下手な人が多いです。

「なにもしない」ってことも同様に下手です。


それを痛感したのは、数年前にハワイにいったときでした。ハワイなんてもう世界中から人がくるリゾート地じゃないですか。

当然ビーチにはありとあらゆる年齢、性別、人種の人がごった返しています。

その中でラッシュガードを身につけ、首から下げた防水ケースに入れたスマホで写真をたくさん撮っているのは日本人(とアジア人)くらいのものでした。

ぼくたち夫婦もそうでした。

日焼けは嫌だし、せっかくだからたくさん写真を撮りたい。

もちろん、悪いことではない。


悪いことではないけれど

「せっかくこんなに開放的な場所にいるのに、窮屈なことなんてやってらんない」

と言わんばかりに、ほかの国の人たちは写真なんて撮ってないし、ラッシュガードもつけてない。(開放感が度を過ぎて、トップレスの女性さえいた)


ほとんど無意識に、憧れの目で見てしまう。

少なくとも、ぼくたちを見て「いいなぁ」とは思ってないんじゃないかな。


みんな、心の底からハワイを満喫してる。

たぶんきっと、あの人たちの中にはいろんな悩みや将来の不安がある人もたくさんいると思う。ぼくたちといっしょのはずなのに。

この違いはなんなんだろう。

休むことがうまくなりたい。

なんにもしないことがうまくなりたい。

ちょっとずつ練習するしかないか。


日本ももっと「バカンス」ってことばが定着すればいいなぁ。

せめて「お暇」だけでもできたらなぁ。

めっちゃおもしろい。役者さんみんないいよー。

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