トドの産業医(3)初めてのチラシ作り
産業医を取得したと同時に勢いあまって法人を作ってしまったトドの産業医が、将来本当に独立した産業医事務所に育ちあがるまでの道標を書いていきます。
さて、振り出しに戻ったトドですが、とりあえずチラシを作ることにしたようです。どうなることやら…。
(あくまでビジネス素人が、その場限りでやっていることです。皆さまネタだと思って真に受けすぎないようにしてください)
<最重要情報>
今回の話は産業医事務所単体の広告チラシの話になります。
クリニック業務の一環として産業医業務受託をし、クリニック名が分かる形でチラシを作成する場合は『医療広告ガイドライン』に則る必要が出てくる可能性があります。
詳細は医療広告相談窓口へご相談ください。
そのうえで結論
①狙う企業を決める
狙っている業種が集まる場所を調べるべし。(トドは弱小なので通勤1時間圏内で他社と競合しないところを選んだ)
②いつ配るか決める
企業の検討・選考開始時期よりちょっと前には届いていたい。広報誌、会報の締め切りチェックは必須!!
③予算を決める
安くすませるなら広報誌、会報誌、信用金庫のビジネスペーパーのチラシ折込みが有効か?
④デザインを決める
何を伝えるか?よくコミュニケーションをとる。
トドの産業医:初めてチラシを作る
「はて、どうしたものか?」トドは悩んでしまった。唯一の訪問営業が見事玉砕となり、振り出しにもどったのである。
さて…ここからどうやって仕切りなおすか。
傷ついたトドにはまだ飛び込み営業をする勇気はなかった。
あ、そういえばトド信用金庫の法人総合サービスに登録しているんだっけ…確かただでビジネスマッチングサービスがあるって言っていたなあ…。
早速企業情報を調べてみる。
「従業員数50人以上の企業は…250件かあ」思ったより少ないなあ…と思いつつ、マッチングサポートのボタンをポチってみた。
まず総合サービスにご連絡して…お打ち合わせ…お取次ぎ…資料送付。
資料送付!?
と、とりあえずチラシから作るか…。
只野トド、ターゲットを考える
「チラシを作る」と言っても問題は誰に届けるかである。前回、スネ夫社長からのアドバイスを思い出す。
「先生、営業をかけるなら従業員数60名以上くらいの会社に絞った方が良いですよ」確かにそれはそうだ。
ただ1番の問題は、そもそも産業医を求めている企業がどこにいるかだが…。
ふと産業衛生学会で面白かったシンポジウムを思い出した。以下出典元:「産業医需要供給実態調査の取り組み」
ふむ、ということはまず2年間チラシを出し続ければ、中小企業の25%にはひっかかる可能性があると。
狙う業種としては製造業とサービス業と。
新規取得者の多くは仲介、求人サイトと医師会経由で仕事を探す。
ということはそれ以外のルートなら競合しないんじゃないか?
次にライバルが少なそうなところはどこか調べてみる。以下出典元:都道府県別産業医活動における実態調査分析
埼玉、千葉、神奈川、茨城なら競合が少ない…か。ということは、ここの製造、サービス業に届けばいいのか!?
試しに今契約している中で、一番の稼ぎ頭である製造会社の名前を打ち込んでみる。
商工会議所に名前が…ある。
決めた!
この2年、トドは商工会議所の営業に賭ける!!
とはいっても商工会議所は山ほどある。どこの市から攻めようか…。
とりあえず自宅から1時間圏内の工業地帯・工業団地・産業団地を調べる。
結局1時間奮闘した結果、法人会と、法人会がカバーしていない4都市に決めた。
只野トド、スケジュールを考える
さて場所は決まった。今度は、いつ配るか?
産業医学基礎研修会集中講座はだいたい7月。
東京集中講座がだいたい11月(2023年は2月もある)。
ということは新規取得者はそれ以降動きが活発になるはずだが…。
お?面白いサイトがある
ということは一歩抜き出るには8月、遅くとも12月には企業の目にチラシが届いてないといけないか?
この時はまだ7月頭。
「まあ、さすがにまだ間に合うべぇ。8月とかに折込めればいいかな?」
トド、送付先が決まっただけでもう配った気になっているのである。
早速商工会議所と法人会のHPで広報誌のチラシ折込サービスについて確かめてみる。
ん?広報誌は2ヵ月に1回の発行?確かに前きたのは6月か。
どれどれ?
8月発行に間に合わせるには6月末までにチラシデータ送付。7月中旬までに印刷物を指定業者に送ってください。
10月発行に間に合わせるためには、8月末までにデータ送付。9月中旬までに印刷物を指定業者に送ってください…。
とにかく10月分に間に合わせるしかない!
後は予算と業者さんを急いで決めないと!?
只野トド、予算を考える
次は予算である。そもそもトドはダイレクトメールの相場観がわからない。
今のところチラシはA4サイズで考えておく(なんとなく)。
とりあえず送付する枚数は
法人会 8000部
トド信用金庫 4000部
A商工会議所 2400部
B商工会議所 4000部
C商工会議所 4600部
D商工会議所 2600部
合計 25600部
さて相場はどうなんですかグーグル先生?
たっか!?
一番安くても150万くらいするじゃん!?
トド、激萎えである。でもここで気づいた…。
あ、そうだ。民間じゃなくて、今回は商工会議所にお願いするんだった。それにダイレクトメールじゃなくて、広報誌に折り込むわけだし…。
商工会議所のホームページみてみるか。
ご破算で願いましては
法人会 8000部 30000円也
トド信用金庫 4000部 40000円也
A商工会 2400部 55000円也
B商工会 4000部 44000円也
C商工会 4600部 55000円也
D商工会 2600部 50000円也 では!?
合計 27.4万円?
御明算!
商工会議所ばんざい!!
この金額なら、10月、12月と少なくとも2回は送れる。
チラシの平均的な反応率は0.01~0.3%
25600社×0.01~0.3%=2.56~76.8社。
1社とれれば何とかチラシ代はペイできる…と信じたい!よし、後はデザインを決めるだけだ!
只野トド、デザインをお願いする
さて次はデザインを考える…と言ってもトドには絵の才能がない。
前に一度ココナラにHP作りを頼んだ時にはひどいめにあった。
今回はやはりプロに任せよう。
何ヵ所か連絡をとってみて…。
①修正回数の制限がない
(初めてのチラシ作成なので多分いっぱい直すことになる)
②短納期かつ予算内の価格
③ZOOMで相談できる
という3点でUNLOGICさんに決めた。
早速メールを打つ。
ほう…まずは、ターゲット、キャッチコピー候補、伝えたいメッセージ、その他資料を用意する…と?
ここから実際のチラシ情報やキャッチコピーが入りますので、ここから有料にします。
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