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キューバへは中々たどり着けない。

日本からキューバへの直行便はない。
アメリカとの国交が回復した今、アメリカを経由することもできるらしいが、
一般的なのはカナダを経由して行くか、メキシコを経由して行くかのどちらかだ。我々は、カナダのトロントを経由してキューバへと向かうことになった。

ところが、だ。
当日、航空会社から連絡が入った。
「カナダへの飛行機の準備が遅れている。トロントでの乗り継ぎが間に合わない」
我々が利用したエアカナダのキューバへの飛行機は日に2本くらいしか飛んでいない。乗り遅れたらもう翌日まで待つしかないのだ。我々が振り返られた飛行機は翌日の夕方便。キューバに4泊の予定だったが、1泊カナダで過ごすことになった。 

羽田空港を飛び立ったのが21時すぎ。日付変更線を越えてカナダのトロントに着いたのは現地時間で22時近くだった。
キューバへの飛行機は翌日の19時。
ホテルで一泊した後、夕方まで空港で安穏と過ごしてもつまらない。
私と友人はトロント観光にうつつをぬかす事にした。

CNタワー。威圧感の少ないスカイツリーみたいな感じ。

CNタワーから見た景色。高い建物少ない!

この日の気温は-6℃。
ハーバーも凍っていて、流氷のようになっていた。

近くで凍ったハーバーを見た感じ。普通に歩けそう。

more than enough.

お昼。カナダと言えばサーモンしかない!という極めて安直な考えに固執した我々は、トロントの有名な市場、セントローレンスマーケットへ。

市場の片隅にあった、魚介のお店で注文。
"サーモンが食べたいんだけど"
"サンドかサラダか選べるけどどうする?"
"ダイエット中だからもちろんサラダで!"
なんて会話を、拙い英語で取り交わして出てきたのがこちら。

トラウトサーモンの焼き身がドンっとのったサラダランチでした。美味かった。いかんせん量は多いからダイエットにはならない。

まだ時間があったので、カサロマという、1911年に作られた豪邸へ。

広すぎる。
地下通路とか長すぎるし。アトラクションかってくらいに、所々で脱落者用のEXITポイントが設けられていた。
住んでたら苦労すること請け合い。

そのあとは、古くからあるらしいショッピングモールをみたりしたのだった。

日本ではスタバのコップを持ちながら出勤したりがオサレな感じだが、
カナダでは、ティムホートンズというコーヒー屋さんのを持つとオシャレらしい。
なので僕達もかぶれてみた。あちこちにお店はある。

通の頼み方は、"砂糖の入れる量、ミルクの入れる量"で、"シングルシングル"とか、"ダブルシングル"とからしい。ということをウェブで検索済み。

我々おのぼり御一行は、さも常連のごとく、
"コーヒー、シングルシングルで頼むぜ"といい、
お金を払ってお店を出た瞬間に、初めてのおつかいを済ませたような達成感を得たのだった。

なんやかんやで、遊びすぎ、空港に戻ったのは18:00近く。
飛行機のチェックインにギリギリ間に合ったのでした。
いよいよキューバだ。

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