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Pythonと株

近況。このところPythonの勉強と資産ポートフォリオの調整をずっと行っている。まずはPythonから。

Pythonはこちらの本と、著者である酒井氏のUdemyの講座を並行して勉強中。現在7章の途中、プロパティとセッターの使い方まで来た。通勤時間にキンドルで本を読み、帰宅後にペーパー版で再読し必要な書き込みをし、よくわからないところはUdemyの動画で理解を深め、実際にパソコンでプログラミングを動かし、さらにパラメーターを変えたりしながらいろいろと試行錯誤している。何とか入門編をさっさと終わらせたい。

資産運用のポートフォリオの調整に関してはこちらの本を参考にしている。

オルカンに全振りではなく、個別銘柄でもちょっと遊んでみたい、と思ったときに便利な本。著者が買っている日本の主要銘柄の特徴が載っているのもよいのだが、それよりも株式投資の際にチェックすべき各種の指標を解説付きでまとめてくれているのが便利。この辺りの指標は、きちんと勉強しなければならない。

あとは、ロイターとブルームバークのサイトをスマホのホーム画面に載せ、チェックするようになった。外国人投資家から見た日本経済の状況、あるいは価値ある日本の企業を確認するうえで便利。ここに出てきた企業のIR情報を公式サイトでチェックし、面白そうなら買うことを検討する。アシックスが初任給を17%アップすると知ったので公式サイトのIR情報をチェックしたところ、オニツカタイガーを中心に特にアジアで大幅な売り上げ増をしていることを知ったり、など。[ PowerPoint プレゼンテーション (asics.com) ] パリ五輪に向けて、スポーツメーカーは注目しておきたい。

東京エレクトロンなど半導体関連の株に注目が集まりがちだけれども、そしてそれは着実にバブリーに上がってはいるけれど、リスクヘッジも兼ねてそれ以外の分野にも目を転じておきたい。例えばオーウイル株式会社。昨年末のTIMEで日本の優良企業として紹介されていた。今回の決算により株価は下がっているようだが、果たしてこの企業は買いなのか。[ オーウイル株式会社 (owill.co.jp) ]

TIMEはときどき日本の企業特集をやっていて、目を通しておくと面白い。3年前の段階で日本株全体に占める外国人投資家の保有比率が30.4%なので、外国人投資家の視点というのも意識はしておくとよい気がする。[ TIME | Current & Breaking News | National & World Updates ]

ある会社の趨勢というのは、その会社が属している業界の趨勢によってほぼ決まる。例えば半導体。いまのところ経済産業省は2030年までに国内で半導体を製造する会社の総売り上げ15兆円を目指して国策として半導体企業の支援をする予定でいる。[ 3_strategy.pdf (meti.go.jp) ] それがどこまでのインパクトを現実的に与えうるのか。文部科学省による高大接続改革の理想と現実のギャップなども踏まえると、国策というのはシビアに注視していくことが必要になる。

そうはいっても国の後押しが業界に与えるインパクトは大きい。そこにモメンタムが生まれるから。日本がいま、どこにどれくらい力を注いでいるのか、その外観を知るうえで便利なのが「骨太方針」。当初に比べてずいぶんページ数が増えた、それだけ各種団体の利害調整を気にするようになったということなのだろうが、それでも一読はしておいた方が良い。[ 経済財政運営と改革の基本方針2023 - 内閣府 (cao.go.jp) ] 例えば、政府も後押しする医療ツーリズム関連の会社などは、面白いかもしれない。富裕層向けにサービスを展開するリゾートトラストなど。[ 投資家情報|リゾートトラスト株式会社 (resorttrust.co.jp) ]

ということで、Pythonと株で遊んでいる日々。そろそろ思想系の読書にも戻ろうと思う。次はレインの『引き裂かれた自己』か、ハーマンのオブジェクト指向オントロジーか、ただ現実逃避として物語に身を浸したい気もするのでギブスンのサイバーパンク小説『ニューロマンサー』に手を出そうかとも考えている。


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