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息子から学んだこと。心配するだけでなく、向き合うことが大切。


息子の勉強を見ていたら、


「勉強きらい。もうヤダ!」


と息子が頭を抱えて泣きました。


最近の息子は、とにかく不安定な印象。下の子を叩いたり、落ち着きがなかったり、叱られていても、頭を抱えて聞かなかったり。


心配でした。


息子は、お腹の中にいるときに、頭が大分大きい、帝王切開で出産にしよう。と言われてました。しかし、陣痛がきて自然分娩でいくことになり、丸2日間の長丁場のを乗り越え、苦労の末、ようやく出産しました。元気で生まれてきてくれたものの、やはり、頭が大きいとのことで、その日から、何かある毎に、息子の体に障害があるんじゃないかと疑う日々でした。


そんな息子も、もうすぐ小学3年生。


元気です。


でも、始めに書いた息子の訴えは、とても切実で、勉強だけでなく、全てか嫌という風に聞こえたのです。これは放っておいたらよくない、何かあると思い時間をかけて話を聞き出しました。


なかなか話をしてくれませんでした。


膝に乗せて抱きしめて、辛抱強く声をかけ続けるとポツリ、ポツリと返事をしてくれました。「先生の話の半分しか分からない」そう言われ、びっくりでした。テストは変な点数とることは無いし、冬休み前の個人面談では、問題なしと先生から聞いたばかり。


コミュニケーション障害?


と心配性が首を持ち上げます。でも、更に話を聞くと、お友達とは楽しく遊んでいるし、みんなに会うのは楽しみ。学校も好き。とのこと。

息子の悩みは、「問題の答え方がわからない」とやはり勉強にあり。悩みをずっと抱えてたらしく、吐き出すと、表情が明らかに変わりました。辛かったね。大変だったね。と抱きしめながら共感すると、うんうん、と穏やかに話が出来るようになり、分からないところは一緒に分かるようにしようねと、更に一歩話を進めることも出来ました。翌日の登校の時は、少しだけ清々しい表情だったように思います。息子の悩みを見過ごさずにいられたことは何より良かったです。


子どもは悩みを言葉にするのが親が思う以上に難しいのかもしれません。小さいながらに、自尊心や羞恥心も育ち、親に言いたくないこともあるのだと思います。それでも、親の向き合い方次第で子どもも変わってくるということ、安定するということが分かりました。


今回、些細なことから、とても大事なことを、息子から学びました。当たり前に出来るように、自分の心の余裕と寛大さを身につけたいと、つくづく感じさせられました。


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子どもに教えられたこと

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