今日は９日ぶりの休みでした。
とりあえず、一眼を持ってどこかに行きたい…
朝から私の頭の中は、それだけでした。

ということで、京都府木津川市にある「浄瑠璃寺（じょうるりじ）」に行ってきました。

いったん和歌山県に出て、奈良経由～浄瑠璃寺までの道のりです。
車で、約２時間。
backnumberを聴きながら、ゴキゲンでドライブです。

有料駐車場に車を止めると、迎えてくれたのは猫さんでした。

愛らしい。

さて、参道へと進みます。

参道から浄瑠璃寺までは、徒歩５分もかかりません。

たくさんの木や花が植えられています。
緑が豊かな参道は、癒しを与えてくれます。

前を歩いているのは、いつものことながら夫です。

山門が見えてきました。
とても静かで、のどかな所です。

浄瑠璃寺・山門。
宗派は真言律宗です。

寺号は、三重塔の内陣に安置されている薬師如来の浄土「浄瑠璃世界」からきています。

梵字の阿字をかたどったと言われる池を中心にして、東に薬師仏、西に阿弥陀仏を配した庭園は極楽世界をこの世に表わしたもので、本堂は横に長く九体の阿弥陀如来を安置しています。

平安時代には京都を中心にこのような堂も 30 以上あったと云われますがすべて失われ、当時のまま現存するのはここ浄瑠璃寺だけです。

（木津川市観光ガイドHPより）

数年前、関西にある４９の「薬師如来」にお参りするという、「西国薬師４９か所」という巡礼をしていました。
その時にも、訪れたお寺です。

もともとは薬師如来がご本尊でしたが、のちに藤原道長が作らせた「九体阿弥陀仏」が有名です。
本堂にズラリと並んだ阿弥陀如来坐像は…圧巻です。

この、阿弥陀如来を拝むというのも、今回の目的です。
夫は一応、仏師を目指していますのでね。

境内には、広大な庭園が広がっています。

夫がお手洗いに行っている間に、パチリ。
浄瑠璃寺境内周辺は、猫さんが多いです。

お手洗い近くの花壇で、咲いていた花。

オオアマナという花らしいです。

さて、いよいよ九体阿弥陀仏にお参りです。

浄瑠璃寺・本堂。
拝観料４００円を納めて、お参りしました。

実は、九体阿弥陀仏は現在修理中となっておりました。
2018年から、５年間かけて少しずつ修理されるんだそうです。

今日は、中央の一番大きな阿弥陀さんがお留守でした。
その代わり（？）、普段は秘仏となっている灌頂堂（かんじょうどう）の大日如来さんがいらっしゃいました。

さらに、通常は秘仏になっている吉祥天立像（りゅうぞう）も、春季公開の時期に当たっていて、お参りすることができました。
とても美しい仏様です。

さて、阿弥陀様にお参りした後、庭園を散策しました。

中央の池を囲むようにして、歩道が設けられています。

広い池です。

春ですね。
タンポポの花が、あちこちで咲いていました。

本堂から見て、ちょうど向かいに建てられている三重塔。
もともとは、こちらに祀られていた薬師如来が浄瑠璃寺のご本尊でした。

三重塔付近で咲いていた、シャガの花です。

三重塔から、池を挟んで見る本堂。

境内は、東に東方浄瑠璃世界の薬師如来を、そして西側に西方極楽世界の阿弥陀如来を、そして中央に池を配置しています。
これは、平安後期の藤原氏によって盛んにつくられた「浄土式伽藍（がらん）」となっています。

さらに、歩道を進みます。

いたるところで、スミレの花が咲いていました。

愛らしい姿。
スミレの種類は膨大なので、同定（種類を特定すること）はやめておきます（笑）

池のまわりを、ぐるりと歩いています。
夫の後ろ姿は、けっこう好きだったりします（笑）

青紅葉が、さわやかです。
そして境内は、本当に静かです。
落ち着きました。

木陰に、シャガの群生が。
シャガは、どちらかというと暗いところが好きな植物です。

あら虫さんが（笑）

石仏。
良き雰囲気でした。

ツツジの花は、まだ咲き始めでした。
やはり、山の中だからでしょうか。

中央の島には、かつて弁財天が祀られていたんだとか。
基本的に、弁財天さんは「水の神・川の神」なので、水辺に祀られることが多いです。

朱塗りの祠（ほこら）と、紅葉の赤が鮮やかです。

池のそばで、黄色い花がたくさん咲いていました。

ツヤのある花びらが、きれいです。
これは、キンポウゲ（ウマノアシガタ）の花。

たくさん咲いていました。

光に向かって、まっすぐ咲いています。

本堂側から見た、三重塔と中島。

白い花…。

調べてみたら、「シロヤマブキ」という花なんだそうです。

さて、散策はここで終了。
この後、浄瑠璃寺参道にあるお店で、お昼ごはんをいただきました。

長くなるので、また次の記事にてアップします。

あー、撮った撮った（笑）
「写真を撮りたい欲」が、少し解消されました（笑）

浄瑠璃寺について書かれたHP
（公式ではないですが、かなり詳しく紹介されています）