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食い逃げ?結婚式

基本的にインドの結婚式は、誰でもウェルカムだと聞いていました。
でもまさかここまでノーチェックだとは思わなかった。
まぁインドの民族衣装をコスプレした、よくわからん日本人が紛れ込んでも我関せずなんだからそんなものかも。
でもワタシは一応花嫁の父親の友達の嫁の友達なんだから、わずかとはいえ関係性はあるわけですよ。
けれど結婚式場および食堂を見渡すかぎり、絶対無関係の人だっていたと思うな。

結婚式の話でしたね。
はっきり言ってどういう流れなのか、全然わかりませんでした。
言葉もそうですが、ヒンズー教での様々なしきたりや決まり事があるらしく、舞台上で延々なんかやってるわけです。
近い親戚関係はそれに参加したり挨拶したり忙しそうでしたが。
なので舞台をちらりと見学後、我々一般参加者はさっさと隣の食堂へ移動しました。
時刻はちょうど12時過ぎです。
すでに50人は座れるであろう食堂のテーブルは、ほぼ満席でした。

テーブル上に白い紙が敷き詰められ、そこにバナナの葉っぱが1人1枚ずつセットされています。
まずはボトルウオーターで手と葉っぱを清め、準備を整えます。
そこへ10人ほどの給仕ボーイが、順番に南インドコースを運んできてくれるのでした。
これがデザートのアイスクリームまで延々と続きます。
だいたい皆が食べ終わったら、葉っぱ上の残飯はテーブルの紙ごと捨てられて終了。
我々は早々に引き上げましたが、このような食事サービスをあと少なくとも2回転させて、もてなすみたいでした。
それでもこれぐらいの規模の結婚式は、普通クラスなんだって。
げげっ。

ワタシは素敵な民族衣装でコスプレし、いい経験(食い逃げ?)をさせてもらいましたが、絶対当事者にはなりたくないと思いましたね。
もちろん、親御さんにも。
人ごとならとても楽しいイベント、それがインドの結婚式でした。


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