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差別主義的な反差別活動家たち
あくまで個人的な観察結果だけど、「Xによる差別」に反対する人が「Yによる差別」を許容することは相当に多いと思う。たとえば、人種差別に反対するが女性差別的な人、格差問題にあまり関心がないフェミニスト、貧困問題に取り組むが反ムスリムな活動家、といった具合に。
どうやらこういう人たちにとっては、「自分を差別するのは気に食わないので、そんなことをする奴らはやっつける」というのが基本的な行動原理であって、
スタートアップの循環参照の解き方
昔エクセルの本を書いたときに、とても強い思いを込めて書いたセクションがある。それは循環参照の解き方。財務モデルにおいて生じる循環参照のほぼ100%(今のところ例外に出くわしたことはない)は、連立方程式を立てて解を求めることで無くすことができる。そうやって反復計算による収束を避けることで、財務モデルがとても軽くなる。
実際の世界においても同じようなことが言えるのかをすこし考えていた。
特にスター
採用におけるミッション軸の一致について
もとはニーチェの言葉だけど、僕が知ったのは、フランクルの「夜と霧」を読んだときだった。この言葉は真理をついていると思う。
僕は人生の目的が相応に明確なので、仕事を通じてどんなに嫌なことを経験しても心が折れそうになったことがない(なお、途方に暮れることはある。途方に暮れるというのは困難に直面して、その打開策が見つかっていない状態を指す。)
これはスタートアップでの仲間探しにおいても真理だと最近思
やりたい仕事を見つける方法
先日高校生・大学生らと話していて、「やりたいことがないんですけれどもどうしたらいいですか」「慎さんはどうやってやりたいことを見つけたんですか」という質問をもらった。あくまでも少ない経験に基づいてのことだけど、この類の質問は就活とか進学とか転職とかを考えないといけないタイミングで増える傾向にあると思う。
結論からいうと、「ベストな仕事」なんてまず見つからない。むしろ大切なことは、取り組む仕事を決め
自己規律のもたらす力
多忙なビル・ゲイツがハマったと言っていたNetflixのCrownがどんなものなのかが気になり、とりあえずシーズン2までは観終えた。すでにマイクロソフトから離れた彼は、国政に直接は関わることができない女王に自分を重ね合わせているのかもしれないな、と思った。
僕としては、違うところに関心がいった。それは、エリザベス女王の極めて強い自己規律と自制心だ。Crownで描かれているエリザベス女王は、特段に
自分より経験値が高い人々に価値ある提案をする方法
PE時代にはよく色んな会社の事業方針に提案をしていたのだけど、たいてい撃沈してきた。そして、実際会社を経営する段になると逆に色んな提案を受けるわけだけど、「なんか違うんだよな」と思う提案も多い。また、今も僕は各国に行けば各国の経営陣に何らかの提案をし続けている。
そういう経験を通じて、その実務にずっと携わってきた経営者や実務家らに刺さる提案をするには、いくつかしか方法がないと思うようになった。そ
現代社会における「見ざる言わざる聞かざる」
You are what you eat(あなたはあなたが食べたものでできている)
というのはよく言われることで、インスタント食品などではなく、きちんと手間をかけて作られたものを食べようとしている人は多い。
これは情報においても同じだと思う。ジャンクフードを食べ続けたら不健康な体になるのと同様、ジャンク情報を摂取し続けると不健全な精神が出来上がる。
だからこそ、「見ざる言わざる聞かざる」とい
ミャンマーと変わりゆく世界地図
クーデターによるミャンマー軍事政権への再帰はあっという間に起きた。プラハの春よりは長かったけれども。
現地従業員862人全員の無事も確認でき、顧客生活にも大きな変化はないとのこと。市場開放は軍事政権時代に始まったものであることを考えると、鎖国は考えにくい。NLDが政権を取る以前の、ビッグブラザー付きの市場システムに戻るということなのだと思う。
ちょっと、このタイミングで、これからの世界について
語る理想と現実のギャップの設定方法
栗城さんが亡くなったときのことはnoteに前に書いた。僕はこの本が出ていることを全く知らなかったのだけど、先日ネパールの登山家たちが、K2の冬季登頂を実現するという史上初の快挙を成し遂げたニュースをみたときに、「そういえば、栗城さんが亡くなってからもう2年目か」ということをふと思い出して、Google検索をしているうちに、この本を見つけたのだった。
昨日夜に読み始めたら止まらなくなってしまって、