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GAFMAVIの時代。バリ Ubud & Seminyak

GAFA、マイクロソフト、IBM、ビジョンファンド

アメリカの巨大IT企業、Google、Apple、Facebook、Amazonの頭文字をとり、GAFA(ガーファ)と称します。トランプ政権誕生以降、GAFAがメディアで叩かれたり、法人税や独禁法など欧米の政府から圧力を受けるようになりました。一方で、かつてIT業界の覇者であったマイクロソフトIBMがエンタープライズで復活しつつあります。ソフトバンク孫さんのビジョンファンド2が、12兆円規模と最近発表がありました。世界のVC5000社の去年の投資額合計が9兆円ほどですのでその規模の大きさに驚かされます。

MSはエンタープライズや軍事産業、IBMはブロックチェーンで強みを見せています。ビジョンファンドは海外のAIユニコーンに特化した投資で、孫さんはIT業界のウォーレンバフェットと称されています。投資先は、東南アジアや南米などの新興国のIT企業が中心で、Uber、Grab、WeWork、OYOなど将来有望なAIに強いスタートアップ企業が名を連ねています。ファンドには日本の3大メガバンク、証券会社、マイクロソフトなどが出資しています。すでにソフトバンクは通信から金融の会社へと変わっています。これらの企業を合わせGAFMAVI(ガフマビ)と私は呼んでいます。

プログラミングより、英語を勉強した方がお得なわけ

膨大な数の技術書や英語のチュートリアルビデオを飛ばし読み飛ばし見できるからです。ここ最近、技術系YouTuber、Courseraなどのオンラインコース、Medium、dev.toの技術ブログ、Google I/O、WWDCなどのカンファレンス、IT企業が自ら発信する公式ドキュメントなど、情報ソースが指数関数的に増大しています。それに加えて、AI、ブロックチェーンなど新しい技術がカンブリア大爆発的に誕生しています。これらの膨大なソースをじっくり見たり、一行づつ読んでると時間がまったく足りないのです。この中には見る価値の無いものや、自分がすでに知ってるものもあります。膨大なソースをスキャンし、本当に価値のあるもの短時間で判定するスキルがこれからのエンジニアに必要になってきます。そしてそれにはかなりの英語力が必要になってきます。

YouTubeなど大抵のビデオプレーヤは再生スピードを調整できます。2倍速にして視聴します。概要を掴むだけで細い話は無視します。右カーソル→を押して10秒早送りすることもできます。雑誌をパラパラめくる感覚です。この方法で、見る価値があるか、無いのかを判断します。本屋などで購入前に本をパラパラ斜め読みするのと似ています。この技を使うにはかなりの英語リスニングスキルが必要です。

この方法は

アメリカのオンラインコースのUdemyの講師がオススメしてた

からです。海外には、Coursera、Udemy、Udacityなどの有名なオンラインコースがあり世界中のエンジニアがこの手法で学んでいるわけです。

日本のイケてるIT企業の執行役員の話より、ジャックマーの話を聞いた方が楽しい

失礼ながらスケールが違います。日本のイケてる系の人の話は言葉だけで、じゃあそれで、あなたの会社はグローバル展開されてるのですか?外国人エンジニアの比率は?ご自身で英語は話せるのですか?と尋ねたくなります。

英語と中国語の自然言語処理がどんどん進化しています。AIの分野でも日本語処理は遅れています。将来、 AIと会話するときも英語や中国語が必要になるでしょう。実際に今でもGoogle検索やSiriに英語で質問した方が精度の高い答えが返って来ます。キーボードを使わずに、コンピュータに英語で話しかけてプログラミングする時代もすぐに来るでしょう。


バリ島はエンジニアにはうるさすぎた

とてもうるさかったです。バイクニワトリが笑

この記事のトップの写真は、バリのSeminyak(セミニャ)のビーチのおしゃれレストランです。Seminyakはプチ金持ち向けおしゃれエリアです。クタ地区とは違い、大人の落ち着いた感じがします。また、バリの中心から車で北へ2時間ほど行くとUbud(ウブー)という長野県ぽい山村があります。朝晩は20度ぐらいに冷え込み、爽やかな風が吹きとても心地いいです。SeminyakもUbudも白人と韓国人旅行客がほとんどを占めています。オーストラリアやニュージランドも近いので富裕層の白人が多いです。中国人と日本人旅行客が少ないので、海外で中国人や日本人に会いたくない人にはオススメです。

気候も環境も最高な、とても過ごしやすいバリなのですが、バイクの騒音にとてもイラっときました。タクシーもすれ違うたびに、プップ、プップとクラクションを鳴らします。早朝5時ごろに、『コケコッコー』とニワトリが豪快に鳴きます。それも野生に近いためかとても力強い鳴き声です。

近くにスターバックスがあったので逃げ込みました。『やっぱイイわ。エアコン効いて涼しい。椅子の感じもしっくりくる。WiFiも速い。コーヒーもいつもの飲み慣れた安定の味。英語は通じる。店員はフレンドリー。トイレ綺麗。スタバ最高!』

はっ!?なぜバリまで来たー笑

フィリピンの貧富の差

フィリピンにも立ち寄りました。しかし、これほど貧富の差を目の当たりにする国はないのではないでしょうか?この写真はマカティのホテルから撮影した写真です。奥に見えるのは富裕層のためのきらびやかなショッピングモール、逆に手前の真っ暗なところは貧困層がすむボロボロの住宅街です。夜中でも子供達が通りをうろうろしています。フィリピンの語学留学が流行っているようですが、こうした子供たちを見ると私はフィリピンという国で楽しむことはできません。とても心が痛いです。

FANGのエンジニアの都市伝説

フェースブック、アマゾン、ネットフリックス、グーグルの頭文字をとり、FANG(ファン)と言います。アップルを入れてFAANGと称することもあります。これらのアメリカのイケてるIT企業を支えているのは、他社にはマネのできない圧倒的な技術力の高さであることは間違いありません。ジェフディーン、フェイフェイリー、ジョニーアイブ、ロブパイク、一企業の従業員の名前がスポーツ選手のような知名度を持っているのはアメリカIT企業ぐらいです。

そんなFANGのエンジニアですが、実際は日本の企業と同じで普通のエンジニアもたくさんいたりするようです。右側のテックリードさんは、元グーグルエンジニアで、YouTubeサブスクライバ数が50万と技術系YouTuberにしてはかなりの人気です。友人のJomaさんのビデオにおふざけで出演していたりユーモアたっぷりで、どこまで真実なのかわからないこともあります。奥さんが子供を連れて出て行ったそうです。

彼ら曰くFANGのエンジニアは

1. 一流大学でコンピューターサイエンスを修了しているわけではない

2. コミュニケーション能力も大切

3. ハッカーのように四六時中コーディングしてるわけではない

4. 要件定義や設計にも時間を割いている

5. 設定画面の実装など退屈な仕事もこなしている

そうで、実は日本のITエンジニアの傾向とあまり変わらないようです。Google I/Oなど、国際カンファレンスで登壇するエンジニアは技術力だけでなく、プレゼンスキルや話術が最高だったり、笑いのセンスもあったりします。能力があっても周りと上手く仕事ができない人は必要とされません。

もちろん、FANGがすごいのは、モンスター級のエンジニアがいるからです。Netflixと同じシステムをその辺の日本人やオフショア開発で作れるか?と言ったらできないです。『猫踏んじゃったしか弾けない人間を500人集めてもショパンの曲は演奏できない』のです。

注: 地名のカタカナ表記は英語発音に沿っています。


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