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マレーシア - 英語と中国語が話せるITエンジニアのノマド生活

Libra リブラ

フェースブックの仮想通貨、リブラ、実現すれば世界を変えるでしょう。

アフリカなど発展途上国の多くの人たちは銀行口座を持っていません。彼らに仕事を依頼しても報酬として送金する手段がありません。2020年にリブラが実用化されると、アフリカの少年に1枚100円でライオンの写真を撮影してもらいリブラで報酬を支払う、ことも可能になります。リブラは証券、国債、ドル、ユーロを担保にするため価格が安定し通貨として安心して利用することができるそうです。設立メンバーには、Mastercard, PayPal, Stripe, Visa, Booking Holdings, eBay, Facebook/Calibra, Lyft, Spotify, Uber, Vodafone が参加し、ドリームチームですか?と言ったところですね。

LibraはオープンソースでGitHubでソースが公開されています。公開されてからまだ1週間ほどですがスターの数が1万、フォークの数も1000をすでに超えており、一攫千金を狙い多くのエンジニアが群がっています。

シンガポール政府はフェースブックとリブラに関してすでに議論を初めており、リープフロッグが容易なアフリカ、東南アジアで一気に広まるのではないでしょうか。

ジョホールバル

マレーシアとシンガポールの国境にある、ジョホールバルに行ってきました。サッカー日本代表がFIFAワールドカップ初出場を決めた地で有名です。

ローカル空港の滑走路をトボトボ歩かされる感じが好きです。ジェットエンジンの燃えた匂いとか。

ハワイもどき。アジアの人って余計なオブジェクトを配置してせっかくの自然の風景を台無しにしますよね。あれ何故なんでしょうか?ショッピングモールの余計なBGMとか。AirPodで聞いてるので余計なんですよね。

しかし、夜はゴーストタウンのように真っ暗でした。ほとんど投資目的で不動産を購入してるのでしょうね。

やることもなかったので、タクシーでシンガポールまで行ってしまいました。ジョホールバルとシンガポールの間には橋がかかっており、タクシーで行けてしまうのです。それもタクシーの後部座席に座ったまま入国審査できるんです。車のウインドウをシャーと下げてセレブのように顔を見せるだけです。

アクセントと発音は違いますよ。。。

世間には、『ヨーロッパ人の英語とかみんなアクセントがある。日本人も発音を気にすることはない』とおっしゃられる方がいます。

アクセントは良いのです。アクセントはすぐに聴き慣れてきます。一方、発音が悪いといつまでたっても通じません。実際、私はヨーロッパのアクセントにはだんだん慣れてきてすぐに対応ができます。一方で、発音の悪い日本人の英語は長時間聞くと精神的に疲弊します。

その理由は欧米人はアクセントがあっても母音の発音が違うだけで、子音を正しく発音しているからです。英語は子音を手がかりにして聞き取ります。母音はあまり聞いていません。フランス語、ドイツ語、中国語などは英語と子音の発音がよく似ています。そのため、彼らの英語発音はとても聞き取りやすいのです。

昔、英会話学校のアメリカ人の先生が、『日本人の英語はなぜ人によって違うのか?不思議だ。』と言っていました。これは、日本人の発音が母音が強く出て、子音がとても弱いためだと思います。

日本のITベンダーはオワコンなのか?

日本のコンビニ系決済システムの障害が続いています。ネットでは厳しい意見が聞かれます。同業のエンジニアとして一つ言わせていただくと、まあ仕方ないかなぁと。日本は企業の業績が悪くても簡単には倒産することがないため、ゾンビのように多くの古いシステムが生き残っています。そのゾンビシステムの保守コストが膨大、もしくは保守できてません。2025年には保守できるエンジニアが足りなくなってきます。

若くて優秀なエンジニアはWeb系、AI、ブロックチェーンなどのスタートアップでTypeScript、Python、Go、Flutter、Kotlinなど最新の技術をやりたがり(私も)、大手ITベンダーのJavaシステムは人気はありません。つまり、昔のメインフレームCOBOL見たくなってるわけです。7payのフロントシステムがStrutsという旧石器時代のJavaのフレームワークではないかとの噂もあります。

アメリカの会社は業績が悪いとすぐに倒産します。株主もVCも厳しいです。企業買収も頻繁にあります。古いシステムはどんどん淘汰され、システムの新陳代謝ができています。その結果、AWS、GCP、Azureなどのクラウドサービスでおしゃれな言語で開発するエンジニアが多く育ちます。決済システムでは、Stripe社のサービスが有名で、彼らはリブラの立ち上げメンバーでもあります。リブラの記述言語は、Moveという、これまた超最新の言語です。企業とエンジニアがWin-Winの関係にあるのです。

次回はフィリピン視察の予定です。


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