Taguchi Ryo

FOURDIGIT / CREATIVE SURVEYの代表取締役をしています。 FO…

Taguchi Ryo

FOURDIGIT / CREATIVE SURVEYの代表取締役をしています。 FOURDIGIT は東京・バンコク・ホーチミン・クアラルンプールにてデジタルデザイン・サービスデザインを提供する Design & Tech Companyです。

最近の記事

精神性の格差

東南アジアのブランチ含めて出張に行ってきました。ホーチミン(ベトナム)→ジャカルタ(インドネシア)→ハノイ(ベトナム)→バンコク(タイ)→沖縄というコース。海外にブランチを展開しているので現地のメンバーがいます。そうやって仕事をしていると、いわゆる旅行とは違って生の生活というか日常を感じることができます。日本でも引越しするときに日常を浮かべながら街を歩いてみたりすると思うけど、そういうイメージです。 東南アジアや東アジアは特に中国文化の影響を受けていることを感じます。分かり

    • 未来をより良く、というビジョン

      ロシア・ウクライナ、中東でも、紛争が続いて終わりも見えません。遠い国の出来事のように見えるけど、今のグローバル化された世界において、こういった出来事も自分たちの生活に影響がある。どういうメカニズムなのかもはや分からないぐらい複雑に絡み合っている感じで。係数と変数がありすぎる方程式みたいな。何か一つ変わればバランスが変わってしまう。物価高、円安、防衛費増税というネガティブな話もあれば、逆に桶屋が儲かる的な影響もどこかで起こっている。 シンガポールで働いている人と話をした時に「

      • あけましておめでとうございます

        ※以下の文章は2023年末に書いた文章です。 タイトルに「あけましておめでとうございます」とありますが、2023年末に書いてます。 いつも年末年始のお休みに、冬休みの宿題というテーマで、アプリ作ったりモノを書いたりしてるので、今年も何かしよう思うんだけど今回は休みがちょっと短いですね。大掃除して実家行ったりしたら終わりそう・・・いや!そんなこと言ってたらせっかくの休みに何も起こらない、から何かやらなくちゃ。 そうそう話は変わって、こないだクリスマスの週末に布袋(寅泰)さ

        • やっぱりそうだよな…。

          仕事の成長に向き合うと、時間 × 時間あたりの質、ということに突き当たってしまう。時間は常に1日24時間だし、使える時間の絶対量は人によってそれほど変わるわけではない。そして、質に至っては、人間いきなり要領が良くなったり賢くなったりしない。だから結局は、毎日の生活と習慣が大事・・・。 英語の学習に向き合うと、英語に触れた時間量が大事!となってしまう。時間は24時間。そして、質にいたっては、色々な売り文句の学習サービスがあるが、実は対して変わらない。だから結局、毎日の生活と習

        精神性の格差

          エモい

          こないだブルーロックという漫画を読みました。ストライカーにはエゴが必要だ!ということで、サッカーで圧倒的なゴールを自分のエゴで作り出すのだという感じ。ブルーロックは面白いので興味ある方は読んでいただくとして、今日は別にその話ではない。ブルーロックの中で、すごいプレーをすると「エゴいエゴい」みたいに言うんです。その話。 いや〜日本語って超むずいな〜と。 エゴって外国語を持ってきて、「い」をつけて形容詞っぽく使うという高等テクが小学生でも見る漫画でも使われてる。さっき「むずい

          共感って

          先日、両親(78歳・73歳)を連れて沖縄・石垣島旅行に行ってきたんです。親父は病気持ちで、年始に「迷惑がかかるからという理由でツアー申し込めないんだよ」と聞いて……じゃー連れてってやる!と、あんまりできてない親孝行も兼ねまして。そんな状態なので、アクティビティという面では特に何もできない。一方で観光に対する意欲はそれなりにあったりします。 最近、フィジカルの老化・メンタルの老化、という話を聞きました。 フィジカルに関しては、目が見えづらくなる、耳が聞こえづらくなる、素早く

          いろいろ考えると

          AIがすごいとばかり言ってます。もう人間というものを考えざるを得ない。学習スピードが人間よりも速いのがもう明確。これで何が起こるかという話になるんですけど、少なくともコンテンツの排出スピードは上がりそうなので、今日はコンテンツの話。 テレビばっかり見てるとアホになるよ!というのが、YouTubeばっかり見てるとアホになるよ!に変わって久しいですが、最近はショートばっかり見てアホになりそうですよね。TikTok的アルゴリズムがFacebookやTwitter、Instagra

          いろいろ考えると

          ノーコードを使う人、つくる人

          ノーコードがめっちゃ浸透してきましたね。サイト系だと、Studio、Wix。アプリもAdaloやBubble、Yappli。ECもShopify、BASE。データベースもAirtable、Notionとか。便利ですよね。とりあえず使い方さえ学べば用意されているものでスタートできるのがいいところです。 こうやってノーコードが発展してくると、コード書いたことがないけどプロダクトを作ったことがある人が出てきます。むかし僕がAdaloで作ったiDIDのアプリのプロトタイプ。Adal

          ノーコードを使う人、つくる人

          AIについて

          今日はAIについて。 AI技術は、近年ますます注目を集めるようになっています。AIは、人工知能と呼ばれる技術であり、コンピュータが学習し、自己改善することができます。このため、AIは、データの分析や予測、自動化など、様々な分野で活躍しています。 デザイン分野においても、AIは大きな可能性を秘めています。例えば、画像認識技術を用いることで、写真や画像の自動タグ付けや分類を行うことができます。また、テキスト分析技術を用いることで、大量の文章データから重要な情報を抽出することが

          AIについて

          まず、やると決める

          マレーシアのクアラルンプールから、タイのバンコクへの移動中に書いています。マレーシアで協業しようとしてる会社や、タイでも一緒にできそうな方々、先日は沖縄の方々とも話してました。当然ですが、各社いろいろな状況やビジネス環境があります。地域によって商習慣も経済状況も生活環境も文化的・歴史的なことも違ったりします。なので、ビジネスの形や仕事そのものもなんだか違って見えてきます。まるで私たちとは全然違くて、なんか交わらない隔たりがあるように感じちゃいますよね。 でも、話してみるとほ

          まず、やると決める

          オフラインのイベント

          先日、キャリア相談会みたいな感じで久々にオフラインイベントをやりまして、来てくれたみなさんの質問に答えたりポートフォリオを見せてもらったりしました。 どういう会社で働くべきかとか、スキルを身につけるためにどうしたらいいかとか、悩みを持つ方は多いと思います。そこで働くことについて考えてみました。 そもそも働くって言っても、人間って昔は狩猟してたわけですよね。動物を狩ったり、貝拾ったり。少数のチームで協力してさ。そんでそのうち農業を始めて定住して役割分担して、人口が増えたりし

          オフラインのイベント

          さくら(独唱)

          こないだシンガポールから来客がありました。 3月の終わりぐらいに日本に来られてよかったと言ってた。「とっても良いシーズン、SAKURAがビューティフルだし、いたる所に花が咲いてるし天気もグレート、幸運だわー」みたいな話をしてました。 でもね〜、これ俺、なんか足りないな〜って思ったんです。それなんか桜のこと分かってない、というか、ビジュアル的に綺麗とかそういう話かよ、という感じで。まぁこっちも「イエー、サクラ綺麗よかったねー」みたいな薄い返しだったんだけども。 「なんか足り

          さくら(独唱)

          【3社連動企画】いろいろ裏話・CREATIVE SURVEYサイトリニューアル解説:代表編

          フォーデジット代表の田口です。フォーデジットは、デジタルデザインの会社で日本・タイ・ベトナムに展開しています。同時に、リサーチ領域にも早くから着手し、その結果「クリエイティブサーベイ」というSaaSサービスを展開し、今はSansanと一緒に経営しています。今回、業界では有名なシフトブレイン・ベイジの2社にクリエイティブサーベイのWebリニューアルをお願いしたので、田口含めた3社+αの対談を裏話的に公開します。 そもそもタッグを組んでもらうのがレアなので、発注側としての観点と

          【3社連動企画】いろいろ裏話・CREATIVE SURVEYサイトリニューアル解説:代表編

          組織は「デザイン」の広がりに対応できるか? 【Web30年史】2021

          「デジタルデザインの未来をWeb30年史から考える」。今回は2021年の出来事を中心に振り返ります。 引き続きのコロナ禍。リモートワークを一部または全社で取り入れる会社も増加していきました。リモートオフィスやオンライン会議ツールなどが当たり前になり、地方在住者の就労、対面営業の減少、コミュニケーションロスやメンタル不調者の増加など、メリット・デメリット両面で様々な影響が出てきました。 コロナ禍によるデジタルサービスの成長は、急速なデジタル人材需要を生み出し続けており、特に

          組織は「デザイン」の広がりに対応できるか? 【Web30年史】2021

          変わりゆく「デザイン」の力。その変遷をWeb30年の歴史から振り返る。【まとめ読み】

          デジタルデザインに関わって20数年が経ちました。 FOURDIGIT(フォーデジット)で代表をしています、田口です。 2年目のFOURDIGITにアルバイトで入社し、しばらくはWebデザイナーをやっていました。組織が大きくなるにつれてチームマネジメントをやり、自社プロダクトを作り、子会社化して代表をやり…なんだかんだあって2018年、FOURDIGITの共同代表になりました。 現在は経営・マネジメントを中心に、たまにプロジェクトに入っています。いちアルバイトから代表になる

          変わりゆく「デザイン」の力。その変遷をWeb30年の歴史から振り返る。【まとめ読み】

          30年のまとめ。そして、未来へ。【Web30年史】エピローグ

          デジタルデザインの未来をWeb30年史から考える。今回は最終回のエピローグです。 今までのnoteの中であった出来事を振り返り、得られた気づきをまとめていきたいと思います。 振り返ってみて30年の歴史と20年のFOURDIGITを振り返ってみて、結構変わったなぁ、という感じ。まぁ、当たり前ですよね。 30年を切り取ると、 例えば日本の1930年と1960年では、全ての価値観が変わるレベルで違うわけだから、そりゃあ1990年から2020年だって大きく違います。 まさに

          30年のまとめ。そして、未来へ。【Web30年史】エピローグ