手塚治虫博物館のPLUTO展にいってきた

題名の通り、PLUTO展にいってきた。

「プルートゥ」とは手塚治虫さんが書いた「鉄腕アトム」に出てくる登場人物のことで、そこから着想を得て浦沢直樹さんと長崎尚志さんが描いた漫画の展示会だ。

もともと「20世紀少年」と「パイナップルアーミー」「Masterキートン」など浦沢直樹さんが描く漫画が好きで、それありきで展示会にいったのだけど、そもそも手塚治虫さんの早熟具合と仕事のストイックさに驚かされた。

手塚治虫さんが生まれてからの晩年までの作品の年表と展示があったのだけど、驚いたのは20代から連載を複数本抱えてそれを維持し続けていたということだ。

もし私たちの日常に20代の若者が連載を複数本抱えて、それのどれもが連載に値するものだと世間が認めていると想像してほしい。

どれだけの野心を抱えて、どれだけの情熱で描き続けているのだろうかと興味を持つだろうし、なにが原動力になっているのかがとか、どんな作品かとかが気になって仕方ないはず。

展示会のなかでは手塚治虫さんに縁がある作家さんがインタビューに答えていた。

永井豪さんや富野由悠季さんなども答えていたのだけど、やっぱり浦沢直樹さんのインタビューが印象に残っている。

「大仰な作品としてではなく、手塚さんが20代で描いたとしたら20代が描いた作品として読んでほしい」※1

私のなかで作品はすべて誰が何歳のときにどんな心情で描いたなどという読み方は古典以外してこなかったが、現代作品についても、特に人柄がわかる手塚さんについては背景も踏まえて読んだ方がおもしろそうである。

2月18日(月)までだけど、興味がある人はぜひ宝塚に!

#今日の振り返り

※1 私の解釈がはいっています。数時間に及ぶ手塚治虫さんと、ゆかりある作家さんのインタビューはとても興味をそそられるから一度行ってみてほしいです!

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