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Te:外向思考 ENTJ/ESTJの"主機能"=最も発達した機能

どういう機能?

Dr.Stoneという漫画には、少年誌史上最も冷遇されたTe:外向思考の象徴的人物、氷月君というキャラクターが描かれています。

彼は王国親衛隊のメンバーとして、特別なミッションを背負って行動するのですが、部下殺しの罪で厳しく糾弾されます。

氷月君という人物は、たしかに容赦がないです。人を人とも思わぬような超然とした態度で、怖い雰囲気が出ています。冷酷で危険な人物に見えます。

しかし、問題となったミッションにおいて氷月君がおかれた次の状況を考慮すれば、彼の言動に対して違った見方ができます。

・この偵察ミッションにあたって、自国vs敵国はすでに戦争状況下だった。彼の判断が少し後手に回るだけでも自国は破滅の可能性があり、生ぬるい判断はできなかった。

・氷月君自身、相手がどの程度の武力を備えているかもわからない戦場に向かうリスクを負わされていた。(文明の利器も使えず、大きな報酬を受け取れるわけでもなく。)

・恐ろしく無能なメンバーを押し付けられて即出陣せざるを得なかった。。(危険な任務なのに、彼に準備の余地はなかった。)

氷月君はこの状況を乗り切って、敵の情報と有能な部下はちゃんと連れて生還してします。つまり、不利な条件にも関わらず、自国軍から与えられていたオーダーは100%完遂しています。なんという切れ者。

しかし敗戦後、敵国に組織吸収される際、王様は氷月君をかばってくれませんでした……ガーン。なぜか全責任をかぶって幽閉。そしてなぜか王様は引き続きヒーロー扱いされる理不尽。。

きっと作者は、人殺しは厳罰のメッセージを込めたかったのでしょうが、筋が一つも通っていないので、私は納得できませんでした。

以上、少年誌史上最も冷遇されたTe:外向思考なのでした。。

コミュニケーションスタイル

学校の勉強をブルドーザーのように懸命に取り組み、頭一つ抜けようとする。勤勉な印象がある。

自分は自分、他人は他人とは考えず、他人を巻き込み自分色に染めるスタイル。笑

コチラが彼らの意に介さない言動をとる場合、容赦なくこき下ろされることも覚悟しなきゃいけない。こっちはタジタジしちゃう。

人間関係を拡張する方法

外向型かつ、探索機能(Se:外向感覚/Ne:外向直観)が主機能の人(ExxP型)は、自分の専門分野を超えて気の合う人を探す特徴がある。一方で、

外向型かつ、判断機能(Te:外向思考/Fe:外向感情)が主機能の人(ExxJ型)はまずは自分の周囲の環境を整理し始める傾向がある。組織への貢献とか、出世とかがキーワードになってくる。

アキレス腱

内省機能が育たないと、暴君化する。
狭い視野、荒っぽい言動。

例えば。自分が「最高!」と考える方法を提案したのに、周囲から受け入れられなかった。

残念な気持ちが胸いっぱいに拡がる。そんな気持ちを内省機能で解決できないと、憤懣をドカーンと周囲にぶつける。

「○○は馬鹿だ(意:俺は賢者だ)」
「△△は社会のクズだ(意:俺は崇高だ)」
「プロ意識がない奴はいらない(意:プロ意識の高い俺を重宝しろ)」

他人を傷つける言動、思想でしか自分を守れなくなる。

問題を改善する方法

ズバリ、個人攻撃をやめること。

「○○とは、こういう仕組みやルールで動いている。」
「だから、こうすべきなんだ。」
「それをわかっていない△△は馬鹿だ!!!」←これがいらない。

次のような論法に置き換えればいい。
「あなたがそういう状況なのは理解した。」
「でも目指すべきは、やっぱり、こっちだと思う。」

相手の状態をスタート地点として、一緒に未来を描く姿勢を見せれば、相手も二の句を継げます。

本当に伝えたいことが伝わりやすくなり、指導的ポジションを築きやすくなり、人間関係の満足度も上がるはず。

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