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ポケモンスリープ

どうやら近年「寝る」ゲームが流行っているらしい。それもカビゴンと。
ポケモンは観たことなかったが絵柄が好みだったので早速ダウンロードした。

名前は「ポケモンスリープ」質の良い睡眠をすればたくさんポケモンが来るし、逆に質の悪い睡眠をするとあまりポケモンはやってこない。
睡眠の質は寝返りの音や、いびきを検知して測ってくれる。
(これらの音は録音しておいてくれて、後で聞けます。寝言とか聞けると楽しい)

これがなかなか面白い。やることは寝ることと、カビゴンへの餌やりなので面倒くさがりの自分でも簡単に続けれる。

一週間だけやるつもりだったが気付けば1ヶ月も続けていた。1日も欠かさず。
やはり流行とは言っても面白いものは面白い。

しかし、少し気掛かりなことがある。
さっきも言ったがこのアプリは寝言や、寝返りなどの音を録音してくれる。
最近この録音に、見覚えのない音が記録されているのだ。

足音。
キシキシと部屋に入ってくるような。
いや勘違いだろう。
この前隣に引っ越してきた人がいるとは言っても考えすぎた。
しかしどうしても気になった私は、もう少し録音を聞いてみることに。

「パチ…パチ…パチ」

本当に小さい音だが、確かに聞こえる。
音は玄関から。

玄関には爪。
切られてある爪があったのだ。

血の気が引いた瞬間、友人から電話がかかってきた。
今あったことを言おうとしたら彼は突然言い出す。

「問題!この町で一番昔からあるコンビニは・・・?」



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