見出し画像

新大系本『とはずがたり たまきはる』を購入した話 【随想】

学生時代に中古(平安時代)の古典語を勉強していた私ですが、なぜか今回、未読の中世日記文学の"新大系本"をネット古書店で買ってしまいました。



実はnoteのフォロワーさんにも関係する話なんですが、要は「読まなくては…読みたい!」と引き寄せられてしまったのですね。
以下、ちょっと不思議な話になりますが、よかったら読んでみて下さい。

経緯はこうです。

**********************************
①7月初、新しく派遣された職場のトップが私が国語の教員免許を持っていると知るや、嬉しそうに「僕の高校時代の愛読書は『とはずがたり』でね。」と話しかけてきたので「と、とはずがたり!(内容は知ってた…)高校生が読むにはちょっとドロドロしてますよね…(汗)。」「ははは、ませたガキだったんだよ。」という会話をする。
(『とはずがたり』読まなくては。)

②①の約一週間後、noteで”るる古典”さんの記事「富豪の皇女の素顔【八条院の話】」を発見する。八条院については「八条院領」という荘園から名前だけは知っていたので、どういう女性なのか興味を持ち読んでみる。るる古典さんの記事は『たまきはる』という中世の日記文学をマンガ化しており、絵も可愛らしく面白く、『たまきはる』を読んでみたくなる。ここで、るる古典さんの記事から『たまきはる』は現代語訳は出ておらず、岩波書店の新日本古典文学大系に『とはずがたり』と一緒に掲載されていることを知る。
(『たまきはる』読まなくては。)

文中の”るる古典”さんの記事はこちらです。


③②の数日後、これもnoteでフォローさせていただいている”仁の音”さんの「シビレた古典のお話」を読む。『たまきはる』に書かれてある高倉天皇のシビレるエピソードを取り上げてある。”仁の音”さんに、数日前に掲載されていた”るる古典”さんの記事を紹介する(”仁の音”さんはご存じなかったご様子)。ここまで『とはずがたり』『たまきはる』が続くのは、これは
「汝、読むべし」との神様のお告げだと思い込み、ついに新大系本をネット古書店で購入する。
(『とはずがたり たまきはる』を読まなくては!)

文中の”仁の音”さんの記事はこちらです。


**********************************

神様のお告げとは大げさかもしれませんが、私は時々このような「引き寄せ」を体感することがあり、その時は素直に従うようにしています。
そう、偶然は必然なのだから・・。

古書店から届いた『とはずがたり たまきはる』、学生時代を思い出し注釈を見ながら、少しずつ読み進めたいと思います。
この様な切っ掛けを作って下さった”るる古典”さん、”仁の音”さん、ありがとうございました。


*『とはずがたり』のことを知ったのは、昔読んだ永井路子さんの『歴史をさわがせた女たち 日本編』でした。以下ご紹介します。(私が読んだのはずいぶん昔の文春文庫でした。)


この記事が参加している募集

国語がすき

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?