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整理整頓は何のためにするか

整理整頓という言葉には「整理」と「整頓」という目的が異なる言葉に分解することができます。「整理」とはいる物といらない物を明確にして、必要最低限までいらない物・使わない物をとにかく捨てることです。「整頓」とはものの置き場を決めること、物の向きを揃えることです。つまり、整理整頓とは使わない物を徹底的に捨てて、必要なものは置き場所を決めることです。子供の時に遊んだおもちゃは元の場所に戻しさないと言われましたね。それと同じように、普段の生活でも出したものは元の場所に戻すということをやっているはずなのに、探し物をしたりしていませんか。かばんの中で行方不明になっていく、鍵や携帯、ボールペン。さらには、もらったそばからどこかに消えていく提出期限が1ヶ月後の書類など。原因に「ものが多すぎる」ということがあります。鞄の中にたくさん物を入れていると探すときにもひと苦労です。そして、入れておく場所がいつもバラバラだとすべてをひっくり返して探すことになります。これは、物に限らず仕事のやり方にもつながってきます。

仕事で整理整頓をするのは、一つは無駄な時間を省くためです。 コクヨ株式会社の調査で、1日のうち書類を探す時間は約20分だそうです。年間で換算すれば80時間にも及びます。1日8時間勤務なら10日間は何かを探しものをして終わっています。月の稼働日数が20日間なら、月の半分は探しものをしている月があるということです。探すことがいかに無駄であるかがよくわかりますね。置き場を決めておくことで、探す時間がなくなります。ものが少なければ、置き場も減らすことができます。また、整理整頓ができれば成果に直結します。いつも行くスーパーでどこに何が売っているのか、毎回行くたびに売り場の位置が変わっていたら買いたくなるでしょうか。探すのに疲れてしまい、買い忘れもでてしまいます。売り場が毎回違うということがウリのお店ならそれを楽しみに変えることができますが、時間の限られた中で日用品・食材を買いにきているお客様にとっては不便になってしまいます。WEBで商品を購入するときも同じですね。注文ボタンの場所がみるたびに変わっていると探すのが大変です。

もっとも身近な例だとスマホのアプリはどうなっているでしょうか。使わないアプリがどんどん増えて、検索しないと必要なものが見つけれないとかありませんか。探す時間は無駄でしかありません。常に整理整頓する習慣を身につけること。そして、定期的に捨てる日を設けることです。毎月10日はアプリの整理整頓の日として決め、2ヶ月以上使っていないものは一旦削除する。使う頻度で前の方にもってくるなどを場所を決めることで、探す時間を削減できます。整理整頓の習慣はいきなりはつかないものです。ですから身近なことから自分のものにしていきたいものです。

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