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答えは誰も知らない

学校の勉強では正解があります。しかし、世の中は正解のないことがほとんどです。「どうしたらいいですか?」という質問は相手が答えを知っていることを前提としたものです。もしメンバー、後輩が「どうしたらいいですか?」が出てきたらそこにあるお互いの前提を理解することからスタートが必要です。

仕事をしていると環境の変化や条件の変更は日常茶飯事になっています。上司と言われる人が経験したこととは全く違う現実があり、答えを知っている人はいないといってもよいかもしれません。もちろん答えがあることもありますが、それは基本的なことや普遍的なことでもあります。

答えがないとしたら、ビジネスではお客様が答えを持っていると考えて行動します。お客様が困っていること。お客様が満足すること。ここに答えがあるのです。上司よりもお客様の声により本質的なものがあります。どうしたらいいですか?と聞くと「あなたはどうしたいの?」と聞き返されるのは、部下・メンバーの方が答えに近いところにいるからです。

VUCAの時代と言いますが、明治維新の時も、戦争の時も、高度経済成長の時もきっと同じように「これまでの常識は通用しない。自分の頭で考えなさい。」と言われ続けてきたのだと思います。これはきっとこれからも繰り返されるのではないでしょうか。50年後もVUCAと同じようなことが言われていると思います。

だからこそ、自分で考えることは欠かすことができません。時代が変化していくのに、答えが変わらないというのはおかしなことです。時代と共に変わり続けるには考える力が必要です。

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