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校内研究とコロナと。。

コロナウイルスが世界で、日本でも連日大きな問題として取り上げられている中、自分の仕事の中での『折り合い』とは何かについて今日は考えていた。職種によっては甚大な経済的被害もある中で、自分自身、本当に仕事に恵まれていることを強く感じると同時に、自分が仕事を通してできることは、目の前の子供達に最高の教育を提供することなのだと、改めて思念している。(とは言うものの、万一今の仕事が無くなった時、ニーズに合った新しい価値を考えていくポジティブさも持っていたい)

さて、先に述べた『折り合い』の話だが、言い換えれば『最適化』することだと思う。

今日は、校内研究についてかなりの時間、意見交換を行った。

校内研究なので、学校独自で目の前の生徒に生きる力だとか、より良い学びを提供するにはどうすれば良いか考えていくのだが、より良い学びを追究することに絶対的な方法など存在しない。偉大な先人達から知恵を借りることはできるが、手法だけなぞった所で形骸化することは容易に予想できる。だから、次年度は手法ではない所に着目して、実際に全ての先生が研究授業をしてみることになった。いざ校内研究の方針を提案してみると、研究授業に対する意識の違い(できればやりたくない,またはその逆)等、校内研究に求めているレベルにかなりの差があることが分かる。当然、学校の業務というのは、授業に関するものだけではない。授業を最優先に考えるべきとは思うが、実際はその他の様々な業務(生徒指導とか)と折り合いをつけなくてはならない。研究指定校ならともかく、そうではない校内研究なら、取り組める時間や管理職・先生方の意識によって、研究へのウェイトは多かれ少なかれ『他の業務との折り合いを加味した範囲内』となるだろう。

授業が最も重要だ、だから研究に力を入れないと!と主張する先生の意見も、これを全体の方向性として定めてしまうと、他の業務への影響も免れない。勤務時間や先生方の家庭環境、さらにその翌年の研究部のこと等、その他諸々の要因を考えると、『うーん、個人的には研究大賛成だけど…』と、一方的に話を進めていくのにはやや抵抗がある。

そのような様々な考えを取りまとめ,最適解を提示することの難しさを痛感するとともに,生徒へ最大限還元することが一番大切だから,そこへの労を惜しむことなく,全体の方針を固めていきたいと考えている。



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