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【シドニー通信】James Blakeは眠り誘う藥

Bondiへの引っ越し無事終えましたが、超繊細な僕が場所を変えてすぐに眠れるわけもなく、翌朝迎えました。あ〜眠い。悪魔の飲み物と思っているエスプレッソを数え切れないぐらいショットして一日を乗り切ったので、超おかしなテンション。兎にも角にもバイト終わって向かいました。

古汚い建物に多国籍のレストランがこれでもか!と並び平日にも関わらず、毎晩人で溢れている街。カフェや古着屋レコード屋も無数にあり、たまにくると楽しいNewtown。

会場内で一番いい席ラッキー♪到着と同時にワインを飲んだのが全ての間違い。ご本人登場までステージを温めながら永久ループしている逝かれた電子音楽にやられ僕は寝てしまったのだ。ライブで寝たのは5年ぐらい前BunkamuraでのUA✖︎菊地成孔のコンサートが最後。裸足で自由気ままにオロロロロォォォイ〜♪とライオンキングのあれみたいにアドリブをかましてくるUA様が神々しくて脳がシャットダウンした。それに比べ今回は悪質。ただの寝不足、酔っ払い、まぢ最悪。

目が覚めた頃には始まってました。でも十分楽しめたので、結構早い段階で起きたと思う。スタージ右にJames Blake、中央にドラム、左にマルチプレイヤー(ギターが主)。最新アルバムからの曲が中心。

な、な、なんだこれ、ドラムやばい。曲ごとに変化するこだわり抜いたハットとスネアの音色に加えて淡々と複雑なトラップビートを刻んでいき、これまた自由自在に楽器のように操り淡々と歌う声と化学反応起きまくり。高貴な音楽を聴いて育ってきた人特有の世界観がどんどん僕みたいな並のぱっとしないミュージシャンを突き放していく。後半はぽか〜んと口を開けて見るのが精一杯だった。何度も眠気と違う世界とトリップするのだが、音源ではそれほど注目してなかった歌声だってかなり芯があって胸に沁みまくる。アンコール前の最後の曲Joni MitchellのA Case Of You気づけば涙してました。うぅぅ

余韻に浸って帰り道も新作のアルバム聴いていたんだけど、もうしばらくはメインストリームもこのトラップぽい音続くかも?

僕は平成最後の正月前に「LIGTM」という曲をリリースしてみた。今までやったことない音楽でリリース後も不安でいっぱいだったけど結果、これがSpotifyでは一番再生回数稼いでる。改めて聴くと悪くないな。次はどんな曲作ろっかな〜♪


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