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やめる勇気

「何かを得るということは、何かを捨てること」だと思う
何かを始めようと思ったら、何かをやめないといけないと思う

大前提として、人生の時間は決まっている。
寿命は人それぞれだが、それも最初からわかっているわけではないし、人はみんな今日という24時間を過ごすつもりで生きている。
24時間は世界中すべての人にとって平等だ。
そして、人の脳のエネルギーのキャパもある程度一定らしい。
もちろん個人差はあるだろうが、ある人の今日の脳のキャパと明日の脳のキャパは同じだ。
つまり、一人の人間には毎日24時間という決まった時間が与えられ、その人の脳のキャパの範囲でその時間をどう使うかを選択していかないといけない。

そうなると、大事なのは優先順位だ。
「忙しい、忙しい」という人は周りにいないだろうか?
自分ももちろんそう感じていたことはあるし、あなたも一度はあるだろうと思う。ただ、それは全てやろうとしすぎではないだろうか?
みんながやっていることを思考停止で自分もやって、なおかつ自分の好きなこともやろうとしていないか?
上記の前提で考えれば、当然無理な話だろう。
もちろん、色んなことに挑戦することや、人のために何かすることや、仕事をもっと頑張ることなど、どれも素晴らしいことだと思う。
ただ、自分のキャパが決まっていることを忘れると、どこかでボロが出てくると思う。気付かないうちに、生活全てが非効率に回ってしまい、結局どれもうまくいかない、「辛い、、、」とならないだろうか。

そこで今回話したいのは、みんな当たり前にやっているからって、自分にとって優先順位の低いものはどんどん削っていくべきではないか、ということだ。
みんな、みんなのやっていることを当たり前にやりすぎていると思う。しかも無意識に。一度見つめ直す機会が必要ではないだろうか。
例えば僕の場合は、衣服に関わるほとんどのエネルギーと時間を削った。まず、服はユニクロでしか買わない。全部揃う。そして色は思考停止で全部黒にすると決めている(ちなみに、「いつも真っ黒ですね」とよく言われるので、「何者にも染まらない黒が好きなんです」と答えるようにしている)。何色か迷うことに労力を使いたくない。朝起きたら着替えに迷わない。着て行く服が制服のように決まっているからだ。
もう決めてしまっていれば、彼女とデートで買い物に行く時でも、自分の洋服について考えるという発想がなくなってしまっているので、男物の服には見向きもせず、彼女が選んでいる服に対してどういうコメントをしたら喜びそうかとかそういう他のことに集中できる(ただし、この場面は自分も想定していなかったメリットではある)。ちゃんと測ってはいないが、合計すると結構な時間とエネルギーの節約になっていると信じている。

自分の場合は、色々なことを体験してみたいという欲望があるので、普通の人の生活をして、プラスそれはできないだろうと思うので、上記のように削った物事が結構ある。色々な体験をしていることを人と話すと、たまに「バイタリティある」とか「体力お化け」とか言われるが、そうではないと思う。普通の人がやっていることを結構やめている。そして、やめていく努力をしている。

自分の中で大事なこと、人生の優先順位をつけて、いらないものをなるべくやめていく。たまに、「本当にやる必要あるか?」と問いかける機会を作る。それが、本当に大切なことに時間を使うことにつながる。
やめる勇気が大切だ。

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