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【家族会議】父母息子3人で今よりもっと笑顔になる日常を考える〜車を買い換えるの巻〜

みなさんこんにちは
人道支援家のTaichiroSatoです。

次の派遣先のVISA話が進まず、束の間の日本滞在を楽しんでいます。
今日は土日に人知れず開催された家族会議の様子を皆さんにお届けしようと思います。

家族でwin-winを考える会議

予め説明しておくが、今回は私的な内容がすぎると思うが、ほっこりした 平凡な家族のストーリー を楽しんでもらえたら嬉しい。

年末に家族内のゴタゴタがあった。
それ以来息子である僕は
「今よりもっと笑顔で過ごすには?」
をあーでもない、こーでもないと考えていたわけである。

姉は少し離れた場所で3人の賑やかな子供たちと家族で暮らしており、
今現在、僕の実家には父、母、僕の3人が暮らす。

家族メンバーの性格やそれぞれの好きなこと、こだわり、生活習慣、楽しみなどはよくよく知っているつもりだ。

父は車が好きで、
母は買い物が好き。
無論、僕は両方好きである。

週末になると父母は、車を小一時間ほど走らせ横浜を目指す。横浜で思い思いにやりたいことをやるのが佐藤家の楽しみなのである。
父は小遣いの範囲で競馬の馬券を買い、馬や騎手を応援し(がんばれ馬券というのがあり、100円づつ買い応援するのが父の楽しみである)、
母は、フラフラと横浜の賑やかな店の間を歩き、必要なものや欲しいものに想いを巡らせる。

日本滞在の際、定期的に発生するこの横浜行きのイベント に参加したりもする僕だが、こんな生活を知っている僕はあるアイデアを思いつくのである。

車を買い換えるか?

はじめにいっておくが必要性は、さほどない。
長いこと軽自動車に乗ってきた佐藤家は、来年車検を迎える。そして、その後も車に乗る、これを繰り返すことになんの問題もない。

ただこのアイデアは僕の頭の中を猛スピードでかけ巡る。

僕は車が好きで、BMW全般とVolkswagenのザビートルという車が好きだ。だが、海外で一年の殆どを過ごしている僕に取って車を持つことは、出費以外の何者でもないし、必要がない。
一方の両親は、車が必要だが今の軽自動車で十分である。

でも、ちょっと待てよ。
これはもしかしてWinWinになるのじゃないか?と僕はワクワクが止まらない。
5年後10年後を想像してみる。

父はいずれ時が来たら運転免許を返納すると言っていて、佐藤家の車はいずれは僕が引き受けることになるのだろうとイメージはしていた。
そうなると僕は、車が好きなので自分の乗りたい車に乗りたい。少なくとも今の軽自動車では、、ない。
断っておくが、日本の軽自動車のクオリティは物凄く高い。なんの不満もない。だが、トマトが好きな人と嫌いな人がいるように、僕は軽自動車よりBMWが好きだ、ということなのである。

もしも車を軽自動車から外車に買い換えたら、、
僕は
・実家に帰る度、僕が好きな車を拝める
・いずれは自分のものになるかもしれない
父は
・外車に乗ったことがない、いい車に乗ってみたい
・洗車をしたくなる
・運転が楽しい
・外にでかけたくなる
母は
・買い物ができる
・新しいもの(車)が手に入る
・出かける機会が増える

次々といいイメージが僕の頭の中に浮かびだす。
もしかしたら、僕はただ欲しいだけで、買うための理由を探しているだけなのかもしれない。
いや、そんなことは関係ない。

週末の運転を楽しみながら
横浜へ出かける両親の姿をイメージする。
家に車を停めていても
休みの日に洗車をしている父の姿を浮かべ、
気に入った車が家のリビングから見えることで
両親がニタニタし、
なんなら、新しい車で旅行なんか行こうか、
そんな話まで飛び出しそうな気分だ。

思い立ったら即行動である。
週末、父母を連れVolkswagenとBMWの認定中古車店へ。

父は全身ミズノのジャージをきている。
僕はジーパンにダウン。
そして、よだれが出そうなほどズラリと並んだVolkswagenとBMWの車たち。

いらっしゃいませお客様。

おぉ、なんとスマートな接客。
パリッとしたスーツに見を包んだ営業マンが登場。
車を見せてもらう。。

す、すごい。。

父母息子、3人で息を呑む。
とはいえ、父息子は車が好き。座り心地がいい悪い、かっこいい、タイプじゃない、あーだこーだ言いながらも、色んなタイプの車を物色する。

そして、僕が一番家族に紹介したかった車、ザビートルへと足を進める。

お、おぉ、、、かっこいい。

3人とも一瞬で目がハートに。
きれいな流線に、てんとう虫のようなフォルム。
それでいてスポーティで、かわいいし、カッコイイ!
母は、かわいい!絶対これ!
父も、これはカッコイイだろぅ!を連発していた。

その夜、家族で会議が始まる。
確認だが、車を今買い換える必要は、さほどない。。
が、あの車はーー、、 うん、かっこいい。
父はこだわりの男。乗り心地や内装、色んな所が気になっているのを知っていて、とにかく乗って見ないと!ということで翌日も朝イチでお店に電話し車の試乗へ。

2日連続でBMWやVolkswagenの車を目の前にし、今日は試乗ができるということで、3人とも目がギラギラ。
BMWの乗り心地は、とーーーってもよく特にX1というタイプの運転のしやすさと家族のニーズがピッタリ。ディーゼル車ということもあって、経済的にも優しい。

こんな車、カッコイイ以外の言葉が出てこない。

そして、お待ちかね。
家族会議一番人気のザビートルの試乗である。

お待たせっ、ビートル。

昨日であったザビートルを見るやいなや、母がつぶやく

ザビートルは僕らのことを待っていない。
完全な僕ら片思いだ。
しかし、母の心はすでに決まっているようだ。

昨晩の家族会議では、ザビートルは魅力的だ。
でも、きっと狭い、運転しにくいはずだ。そんなマイナスな言葉が並んでいた。
そして、ついに試乗の瞬間を迎える。。

お、おぉ!!乗りやすい!!のりやすいぞぃ!

60代も後半の両親と30代独身が
小さな車の中ではしゃぐ、はしゃぐ、はしゃぐ。
まるで、もう自分たちの車であるかのようだ。

見た目はオシャレでコンパクトなザビートル。
ビートルへの先入観丸出しだった我らは、試乗によってVolkswagenの技術に脱帽したのである。
実際に乗ってみると、天井は高く、窓は広く、開放感と運転のしやすさは、抜群。

家に帰ってから、早速2日連続の家族会議が始まる。
もう一度確認だが、車をかえる必要は、さほど、ない。

しかしこの日の佐藤家では、珍しくアイデアが休むことなく出てくるのだ。

BMW X1という車のカッコよさ、乗りやすさやディーゼル車であることの経済的なメリット。
ザビートルへの全員一致での一目惚れ。
しかし父はハイオク車であることが非常に気になっているようだ。
せっかく気に入った車にしてもハイオクのガソリン代を気にして乗らなくなってしまうのでは意味がない。
父もザビートルがいいが、ハイオク車であることが引っかかり、なかなか決め手にならない。

僕は電卓を弾き、今の車とハイオク車ディーゼル車の燃費や経済的な負担の計算を具体的にしたり、今の車の査定金額や中古車購入の金額、ぶっちゃけどっちの車が佐藤家に来てほしいか、色んな角度から話し合いがなされる。
よくよく話を聞くと、父のハイオク車への不安は少ないお小遣いの中からガソリン代を捻出しているからであり、母と息子はそのことに今までずーっと気が付かなかったのだ。ガソリン代を父の小遣いとは分け家族経費とすることや月々の保険を見直したり、中古車で車体価格をできるだけ下げること、みんなで財布を共有して車を維持できるような具体的な解決策が出される。

気が付くと3人とも笑顔で、みんな明るい未来をイメージし家族みんながwinwinになれるポイントを探している。問題や不安があれば解決策を考えた。

寝る前に父が言う。

あー楽しかった。

以前僕自身が車を買った時もそうだったが、
車を買う前の妄想がたまらなく楽しい。
今回は、父母息子の3人で、今より笑顔になる日常を想像していろんな解決策を見つけ、前に進んでいく感じがたまらなく楽しかった。
その日の夜は、21時には消灯の佐藤家には珍しく23時になるまで家族団欒は尽きず、会話内容は車の話以外にもおよんだのだった。



いずれ車を運転しなくなるであろう父
そんな父が運転をもっと楽しく
お出かけしたい母
そんな母がでかけたくなる車
好きな車を眺めたい息子
僕が帰りたくなる車のある実家

リビングからの車の眺めを楽しみ
洗車を楽しみ
ドライブを楽しみ
週末はどこかに出かけに行きたくなるような
もっと遠くまで行きたくなるような
そんな車があったら当たり前の日常はもっと楽しい。

今回の一番の学びは、一番近い家族であっても、それぞれの本当の問題にはなかなか気が付かないものなのかもしれない。しかし、家族会議があり、ポジティブにアイデアが出されることで、父のハイオクへの不安に初めて気付く事ができ、そして一瞬で解決された。
相手のことを知ったつもりにならず、対話することは家族であっても時間をかけてやっていきたいものである。

決して安い買い物ではない。
そして、車を買い換える必要は、さほど、ない。
それでも、
一見不可能に見えることも、
みんなでアイデアを出せば可能になるのかもしれない。

家族で財布をシェアし
それぞれが抱える不安を
アイデアや解決策でみなで補い
ワクワクする未来を手に入れる

今年は、ねぇちゃん家族と旅行に行こうか。
京都までドライブしにいこうか。
買ってもいないのに、こんなにワクワクする話が次から次へとでてくるのだ。
まだ買ってもいないのに、ナンバープレートは母の誕生日になることが決まった。

さて、佐藤家にザビートルは来るのか。
それは僕の手腕にかかっている。
半年後、このNoteの投稿にザビートルと笑顔の家族写真を載せれるように、ワクワクする未来を想像するのだ。

想いは実現する。
今よりも笑顔の日常を。
みんなで考えれば可能性は無限だ。

※投稿内容は全て個人の見解です。
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PS.
ザビートルを好きになってくれる人が増えるように、何枚か写真を載せておく。

また次回お会いしましょう。
Best,
Tai

いつも記事を読んでいただきありがとうございます!!記事にできる内容に限りはありますが、見えない世界を少しでも身近に感じてもらえるように、自分を通して見える世界をこれからも発信していきます☺これからも応援よろしくお願いします🙌