9.universal harmony

 ところがヒトの中にいると、必ずや揺らぐ。人と人の間で、人間でいると、必ずやバグる。

 情(心)報(知)せる物語り、聞ける距離を縮める、そのためにコミュニティにこの身を置いてる。なのに、崩れる。調和乱れる。なぜだか解る?人間を、世界を、その他諸々を、俯瞰で観る、人間を超える視点を要する。

 万有引力のイメージ、万(よろず)の事象は、それぞれ絶妙な調和をもって成立し、バランスが整っていて、何人といえども、これを弄くることは無理。

 大きい小さいも、高い低いも、強い弱いも、貧富も人種も性別も、損得も攻守も優劣も、僕らの概念を構成する、相対的要素はすべからく自然のバランスで、驚異的均衡が保たれてる。

 こう言うと、そんなのは嘘だと一蹴される。自分には良いことなんて何もないぞ、悪いことばかり廻ってくるぞ。って言う。

 そりゃそう、そう見えて当然。偏ってる視点じゃ無理もない。だから、人間を超える視点が要る。

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