4.process ability

 聞き手に応じて伝えないと、見えてこない。幸せってそんなもの。

 情報処理能力には個体差があって、みんな各々の経験値が違う、見てきた世界が違います。アメリカ人には英語、中国人には中国語みたいにして、言語という道具を駆使して、形のない心で感じた、形のない幸せという概念に、あくまで仮の形を与え、届けるイメージです。

 これは国籍や地域という空間的条件だけではなくて、歴史や世代という時間的条件についても同じで、江戸時代の日本語では現代の日本人に伝わらないこともあるよね。

 更に、影響が大きいのは、空間でも時間でもなく、人間、つまり話す人が何者なのかっていうのも、重要ですよ。だって結局は、空間性も時間性もその人間性に含まれちゃうから。もっというと、文化や風習など、その人を取り巻き構成する、世間、なんかもあって、

 要するに、情報には間(ギャップ)があるの。それなりの溝(ギャップ)が生じても普通なんだよ。

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