たまには前向きなことも書きたい
という書き出しが既に進行方向を
後方へと定めているような気配を
感じつつ
例によって構成もラストも
無想定の夢想を書き殴る

ぼーっと過ごす
呆けて生きるうつけ者
結局
ここが一番幸せなのでは
ないのだろうか？

人生は良いものではない
誰でも知ってる
良いことばかり
あるわけない
だから
我々は不幸の塊だ
その不幸を少しでも減らそう
良くしよう幸せになろう
という労力を
不幸の対処に回そう
というのも解るが
何か寂しい気もする

人生は悪いものでもない
誰でも知ってる
悪いことばかり
続かない
だから
我々は幸せなんだ
その幸せを噛み締め生きよう
これから起こる不幸に
怯えるよりも
いまここの幸せを
というのも解るが
何か空しい気もする

善し悪しも幸も不幸も
多い少ないの感じ方には
個人差があるだろう

揺れているだけだ
流れているだけだ
それだけだ

どっちにしろ
些末なこと
なら

ヘラヘラ
していたい
けっ
ヘラヘラ

一喜一憂
してみたところで
疲れちゃうもの