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「労働観光、音楽とお金の話」開催

こんばんは。帯化/造園計画の島崎です。2022年の1/15(土)に、「労働観光、音楽とお金の話」という配信トークイベントを開催します。基本は無料配信ですが、500円〜1000円という形で投げ銭も募集します(詳しくは後述)。

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さて、テーマはタイトルの通り、音楽とお金の話というわけですが、かなり多角的な話ができそうなメンツをお呼びしました。

SAGOSAID、Vince;ntでのバンド活動と並行する形で、studio REIMEIというバンドスタジオの経営を始めたSAGOさん、新間さん、千葉県の五井にてカセットテープショップゴヰチカを経営しつつ、同時に庭師としても生計を立てている武田さん、Hyozoさん、そして帯化というバンドで活動しているぼく島崎、この5人で音楽との付き合い方を「お金」という切り口で話していきます。

とはいえ、音楽において、特にインディーミュージックの文脈で「お金」と言ってしまうと、途端に退いてしまう方もいると思います。しかし、このイベントにおける「お金」の温度感は、決して強い形で「儲け」を目指すようなものではないですし、当然この「儲け」を敵視するものでもありません。

これはあくまで私感ですが、いまインディーシーンのなかには、音楽をお金にするのなら「メジャー」になり、「つまらない音楽」をやらなければいけないという考え方と、その裏面としての、「自分たちの尖った音楽は『趣味』で良いのだ」という考え方、このようなメジャー/インディーを強い形で分割する姿勢が覆っているように思います。

その現状のなかでぼくらが示したいのは、「インディーなりのお金の語り方」です。趣味と「ちゃんとした仕事」のあいだでお金について語ること、趣味と「ちゃんとした仕事」のあいだで働くこと、それはもしかしたら、「音楽が生活の中心にはならずとも、多少の助けになる」程度の話なのかもしれません。しかし、その温度感のお金や労働の話こそをぼくらは、そして多くのインディペンデントな作家たちは必要としているのではないでしょうか。

そういう意味で、このイベントの狙いとは、メジャー/インディーの分割のあいだで、ある実践を、ある「やりくり」の一例を示していくことです。トークの内容は、それぞれの具体的な実践の話から、生活者としての実感を伴った、「就職しながらの音楽活動はしんどい」程度の気軽な話まで、多岐にわたるでしょう。

われわれとしては、バンドミュージックが抱える「痩せ我慢の美学」的なものや、就職してちゃんと働きつつ、余暇=趣味としての音楽活動を楽しむという、「正規ルート」に上手くのれなかった「ちゃんとしていない面々」の、それぞれの実践についての語りが、また別の「ちゃんとしていない人々」の実践のヒントや勇気になれば良いなと思っています。

また一応付け加えると、このイベントは「ファン」や「観客」不在の、バンドマンや二足の草鞋的に音楽と付き合う人に向けたイベントのように見えてしまうかもれませんが、Vince;nt、SAGOSAID、帯化、ゴヰチカのお客さんもぜひ一度覗いてみてください。われわれがどんな風にして日々音楽とお金との関係を模索しているのか、それを知ることで、ぼくらの日々の活動をまた別の視点、「別の楽しみ方」で眺められるようになるかも知れません。それに、このような視点を通して、バンドやインディーのレコ屋を楽しむのは、それはそれで「贅沢」な楽しみ方だとぼくは思っているので、このイベントとはそういう「別の楽しみ方」の提示でもあるわけです。

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さて、上記でも書いた通り、このイベントの視聴自体は無料です。ゴヰチカのYouTubeチャンネルを登録しておくと配信の際は便利かもしれませんのでぜひ登録を。


また、500円〜1000円という形でpaypalにて投げ銭も募集します。投げ銭をしていただいた方には、本イベントのアフタートークラジオをお送りします。イベント後に面白ければ投げ銭していただければと思います。

何はともあれ、「労働観光、音楽とお金の話」ぜひ参加してみてください〜。

帯化/造園計画 島崎

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