創成セミナー(数学)

今年度の標記のセミナーでは、「道具としての金融工学」(著者:藤田岳彦・一橋大学)を使用します。関係者たちと、科学技術基本法改正に伴う文部科学省・内閣府の方針(下図参照)や関連する学内外の研究教育機関・学会等の方々の意向等も考慮・検討した上、本書に決定しました。

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特に、昨年度は創成研究推進機構の方々には方針に関する意見交換などでお世話になりました。また、文系向けの数理・データサイエンス教育を担当してる文理共通・6大学数理データサイエンスAIセンター・コンソーシアム(事務局:東京大学大学院情報理工学系研究科 情報理工学教育研究センター
E-mail: cerist@mi.u-tokyo.ac.jp 拠点校 北海道大学、東京大学、滋賀大学、京都大学、大阪大学、九州大学)

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の、東京大学、北海道大学拠点(センター長・大本 理学院教授(数学、トポロジー))の関係者にも方針に関して引き続きお世話になっております。

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この書籍は主として文系の学部生向けの説明用のものです。セミナーの参加者の進行・熟達度によってはさらに一歩進んだ「現代ファイナンス論」(著者・野口 悠紀雄)を使用する段階に進むことができるかもしれません。

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※今年度の参加者は数学科(理学部)・経済学部・文学部の学部生を主としています。単位・成績認定は、各学部の当該学生の指導教員等や各部局の主催者側の教員たちの合議の上、理学院の数学科主任の責任の下、理学院教務担当が行います。このセミナーは、京都大学MACS 教育プログラム(代表:坂上貴之・数理解析専攻・教授)の関係者との情報交換を経て、弊学における分野融合的活動のために、創成研、理学院、量子集積研究センター、経済学部などの教員の連携のもと、久保英夫教授(数学)、高橋泰城准教授(行動科学)が毎回演習担当として毎年週一回開催しているものです(通年開講)。

(セミナーシリーズ開始時のポスターです)

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関連書籍:

「入門 確率解析とルベーグ積分」(著者 森真)東京図書

σ代数ルベーグ測度ラドン=ニコディムの定理など、確率論やファイナンスの学習に必要な概念が、数学科出身以外の初心者にも抵抗なく学習できるように丁寧に解説された教科書である。

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