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受験対策で有料ノートを買ったり受験サポートのサービスを受けたりする際に気を付けること - 有料note購入や志望動機書・小論文添削/面接対策サービスが多い理由とそのサービスを受けることは本当に役立つのか?

最近では、受験生向けの有料ノートの購入や志望動機書の添削、面接対策サービスといった受験サポートが増えてきています。

特に医学部編入や大学院入試ではこの傾向は顕著です。また、後で理由を説明しますが、とりわけ有料note購入や志望動機書・小論文添削/面接対策サービスが多いです。

これらのサービスが増えている理由と、実際にこれらを利用することのメリットと注意点について、医学部編入や院試についてnoteを書いている中では最もフォロワー数が多い(2023年12月時点)私が解説していきます。


有料サービスが増える背景とその利点

有料サービスは現代の受験事情を取り巻くニーズを受けて人気があり、その利点は受験においてアドバンテージが得られるということにあります。

情報の過多と情報アドバンテージ
インターネット上には膨大な情報がありますが、その信頼性が保証されているわけではありません。また、受験に関しては無料の情報はすぐに出回り情報アドバンテージはなくなります。有料サービスは、信頼できる発信元から情報を得て情報アドバンテージを得られるという期待のもと人気があります。

希少性・特異性の高い情報や個別化された指導の需要 
学生や受験生は個々の学習スタイルやニーズに合わせた情報や指導を求めています。有料noteでは希少性・特異性の高い内容も発信でき、添削、面接対策、家庭教師サービスではこの個別化された指導を提供することが可能です。

有料サービスを利用する際の注意点

情報の発信元の信頼性を確かめる

情報の発信元の信頼性を確かめることは最も重要です。明言はしませんが有料noteの発信者の中には詐称している人やトンデモ論を展開する人がしばしば見受けられます。

発信元の信頼性を確かめる方法として、

合格証などの証拠となる画像がアップロードされているか(アカウント名などの手書きの付箋などが画像に含まれているのが望ましい)

学歴や経歴を確認する

フォロワー数や他の記事の数や内容を確認する

ことがあります。

例えば、家庭教師サービスを受ける際に指導者の学力や指導力を確かめたい場合は、勉強法や過去問の解説などの記事があれば、それを読んでみるといいと思います。


費用対効果を考える

高額なサービスであっても、それが必ずしも良い結果につながるとは限りません。費用対効果を慎重に検討する必要があります。

また、費用対効果を考える際にも上で述べた学歴や経歴を確かめて払う対価に見合ったサービスかどうかを確かめましょう。

例えば、私は学歴厨ではありませんが、少なくとも東大・京大の学部卒以外の勉強法などはあまり役に立たないと思っています。

その理由として東大や京大の受験では多くの科目をこなしつつ、思考力や記述力が問われる試験の対策も行う必要があるため、タスクの最適化や学習法の確立という受験における最も重要な側面についての知見を持っていることが多いことが挙げられます。

また、一部の大学(G馬大学医学部など、2科目校半年とか書いているひとは大体そうです)、大学院、専攻では学力以外の方が重視されることもあるためそのような場所の合格者の勉強法もあまり参考にならないです。

加えて、面接対策や添削サービスを受ける場合は選考における競争が激しい企業(例: 外資系のトップ企業など)の出身者やnoteやブログを書いており文章力や言語能力の高さが確認できる人以外はあまり信用しない方がいいと思います。今はChat GPTも利用できるので並の人間に頼ってもあまり意味がないと考えています。

また、自分自身の学習能力、自己管理能力、判断力を育成することも大切で、サービスに過度に依存することは避けましょう。

有料note購入や志望動機書・小論文添削/面接対策サービスが多い理由

ここからは、医学部編入や大学院入試で、とりわけ有料note購入や志望動機書・小論文添削/面接対策サービスが多い理由についての考察を書いていきます。

私は上記サービスが多い理由は、「情報の非対称性の発生しやすさ」「サービス提供者の能力」の2点でほぼほぼ説明できると考えています。

情報の非対称性の発生しやすさ

編入や大学院入試では、学部入試ほど対策用の参考書も充実せず、受験に関する情報やセオリーが出回っていないため、情報の非対称性が発生しやすいです。

この情報の非対称性に加えてブラックボックス的な要素も多いため、あることないこと書いている発信者も少なくないです。

サービス提供者の能力

編入や大学院入試に関するサービス提供者のボリューム層は、地方国公立や私立文系の出身者が多いです。このようなバックグラウンドの人は、自分の専門外に関しては、受験に使う科目であっても基礎学力は人に指導するのに不十分であることが多いです(馬鹿にする意図はなく事実を書いています)。このことは、医学部編入や院試を受けて、実際に入学すると確認できると思います。

このようなボリューム層の人にとっては、家庭教師をするよりは勉強法や体験記の有料noteや志望動機書・小論文添削/面接対策サービス方がより手近な稼ぐ手段になっています。

まとめ

有料ノートの購入や志望動機書の添削、面接対策サービスは、適切に利用すれば受験対策に大きな助けとなり得ます。

しかし、その質や自分にとっての真の価値を見極めることが重要であり、各サービスの選択と利用にあたっては、上記のポイントを考慮に入れることをお勧めします。


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