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元警察官/35年間の警察人生

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私が警察官になって退職するまでの半生を書きました。ドラマティックな人生、良かったら読んでください。
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記事一覧

警察人生_幽霊編

今まで幽霊を2回見た 1回目は白い袈裟を着たお坊さん 夜警らの帰り、雨がシトシト降っていた…

警察人生_公衆電話編

今はスマホからの110番通報が圧倒的に多い 昔は公衆電話からの110番が多かった 海に近い交番…

警察人生_機動隊編

警察には色々な機動隊の組織がある 県機動隊、管区機動隊が主力部隊 所轄の警察署にも機動隊が…

警察人生 13章

気がつけば、50歳半ばを過ぎていた また、大規模警察署で仕事をしていた  さすがに、3交代の…

警察人生 12章

年に一度、鑑識競技会はおこなわれる 県下の各警察署が鑑識技術を競うのだ チームは5人、指紋…

警察人生 11章

強盗事件のあと、 山間部の住宅に空き巣狙いが発生、幹線道路沿いに連続発生した 連日、聞き込…

警察人生 10章

唯一の手柄と言ってもいい 郵便局強盗を逮捕した事件 当時、別の事件に従事中だった ド田舎警察署は署員30名、刑事課員は鑑識を含め4名、人が足りない、駐在所員は何か事件がある都度、にわか刑事になる、私もその1人 別の事件で身柄を引いて帰って来たところだった 1階の110番指令台と無線台の近くにいた、刑事課の捜査車両のカギを返納したところだった 本部から緊急通報が入った 郵便局強盗の発生を告げていた 返納したカギを再び取り、刑事課の三菱ランサーターボに乗り込んだ 無線のボリューム

警察人生 9章

再び、ド田舎の駐在所に赴任することになった 田んぼが数キロに渡って広がり、秋になると稲穂…

警察人生 8章

巡査部長昇任試験に合格して、大規模警察署に異動した 1日の乗降客10万人の駅、繁華街のド真ん…

警察人生 7章

巡査部長に昇任すると、管区警察学校に入校して主に座学の勉強をする ことになる 私は東京の学…

警察人生 6章

交通課3年目に県下異動により山奥の駐在所へ転勤となった 妻は嫌がったが、紙切れ1枚でどこへ…

警察人生 5章

交通課へ異動が出た 刑事の夢は消えた 自分は刑事向きではないと判断されたようだ 交通課は課…

警察人生 4章

交番勤務からパトカー乗務員になった 非番日は刑事課の手伝いに行った 交番勤務の時、鑑識に顔…

警察人生 3章

警察はありがたいことに、結構表彰をしてくれる 主に事件解決にだ 現場指紋を犯人の指紋に的中させると、裁判所は逮捕令状を簡単に出してくれるのだ ただし、資料化されているのは前科持ち 照合して一致すれば、前科持ちだ 犯罪歴がなければ照合はできない 日本の鑑識技術は世界一 犯人に結び付く鑑識資料を見つけることは非常に重要になっている 指紋を次々に的中させた私は表彰を多く受けた 表彰は月1度の給料日(署員が集まる日)におこなわれていた みんなの前で署長から表彰状を頂く 私は調子に乗っ