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刑務所から社会に戻って夢を叶えるまでを綴る

刑務所を出所してから一ヶ月が経ち、その中で様々な事があった。
まずは、周囲の環境が大きく変化していた事。僕は元々、足場を組む鳶職で独立し、一人親方として下請けの会社に応援に入っていた。社会に帰ると、僕が今まで応援に入っていた会社が、他の会社の下請けになっていて、1番その会社に貢献していた従業員も辞めていた。他には、友達が結婚していたり、子供が産まれていたり、県外にいたり、僕の周りから多くの人が去り、そして多くの人が僕の事を忘れていた。それでも僕の事を忘れず、僕の帰りを待ってくれていた人もいた。そういった変化は、僕の想像以上に寂しく、僕の想像以上に温かかった。去る人がいた分、新たな出逢いもあり、その温かい部分を大切にしたいと思っている。


人として大きな過ちを犯してきた自分にとって、今回の逮捕、その後の受刑生活は、人生を変えるきっかけになると思う。塀の中にいた2年半の間に、多くの事を考え、多くの事を勉強し、今後の人生をどう生きるか計画を立てた。今は、その計画の末端を、懸命に実行している最中だ。


塀の中でできた夢は、一級建築士になることだ。
そのために、5年後に大学進学する事を決めた。
そして今は、3年間の進学資金を貯める期間として、ただひたすらに建設業で汗を流す日々を送っている。


2196日後に大学進学し、人生を変えていくプロセスを、これから定期的に綴っていく


最後までお読み頂き、心より感謝します。

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