「弱さ」の効能と、「強さ」の毒と。その1かな?
続いてですが、「オタクと漢籍のチャンポン麺」で・・
同じような設定ですが。
の映画版の後日譚みたいなもので・・
登場人物は・・・
・・・・・・・・・
自宅にて、夕食の後に、片づけを終えて、本を読み始めるラクス・・
キラは、テレビを見ていたけど、振り返ってみると・・
「これをどう思いますか、キラ。{弱さ}ってなんなんでしょうね・・。」
「僕は、「弱さ」のは、基本的に悪とは思うけど・・。想いだけでも力だけでもっていったよね」
「そうですよ。その「力」ってのは、常に「強さ」なのでしょうか、それとも「弱さ」なのでしょうか」
「どういうこと?」
「強さゆえに、孤立しますよね・・・。また強さゆえに、恨まれもする。なんなら強さゆえに、多くの人が、その人に判断を丸投げをするようになる・・・」
「それだけでなく、例えば、顔回さんとか、どう評価すべきなのでしょうか?
強い?弱い?」
「正直、ディステニープランなどでは、彼は落第点で、今の社会でも、プラントなら、役立たずと評され捨てられるでしょう。
でも、彼が居るから、仲間内の雰囲気が良くなる。それは果たして「強さ」なのか「弱さ」の効能なのか、どっちなんでしょう?」
「う~それも強さなのだろうけど」
「そうとも言えますよね。これはある意味で「弱さ」が故の「強さ」になった。「「非力」ゆえに「力」に成った」っていえますよね。」
「それもそうだけど」
「{剛に身を置けば賊として憎まれます・強に身を置けば怨まれて攻められます} ってのは、本当に世の中に結構あります。
例えば、コーディネイターは、個人でナチュラルを圧倒することが多い場面があります。
逆に、集団となると、ナチュラルは数が多いのもありますし、マリューさんやムウさん・ノイマンさんのような特異な異才も居て、それでコーディネイターを圧倒することも可能になります。」
「確かに」
「また、強さは、それに晦まされて、盲目にすることもあります」
「ああ・・・」
{ちらと、項羽の事績を、キラに見せるラクス}
「たしかに、これは恐ろしいことだよね。アスランに言われたことを、いまさらながらに、思い出すよね。
あと、オルフェが、最後に、国民を愚民といい、ラクスを罵倒したのと、項羽の「自負心」の強さ・それが過ぎるのが、被るよね。。。」
「あと、デュランダル議長が、ディステニープランを出したのも、この項羽の過ぎる自負に近いと思いますは。
レクイエムを発射できるのは、ちょうど項羽が、{純情で正義感の強い男であったが、ひとたび腹を立て怒りを発すると自己を抑制することができず、残忍な行為にはしった}てのと同じで、{自分たち}に以外に残忍になれてしまったのですし」
「私たちも、いつそうなるか、わかりませんし。。責任感や思いやりで始めたことも、焦りや孤立や、逆に追い詰められたりすることで、力や権限をもっていると、それを一機に振るって解決しようとして、思っている以上に多くの人を巻き込む悲劇を生みだしかねないのです。
キラはご存じでしょうけど、アコードの能力の件とか」
「一般の人は、知られてないし、報道で知っても、ファンデーション王国とあの人たちの敗亡で、「なんか妄想めいた法螺」ってなっているし、その辺の過分な火消しは、カガリやアスランやメイリンたちがしてくれているけど。」
{途中に挟みます。
抜粋おわり}
「キラとは良いんですが・・・それ以外に関しては、本当は怖くて仕方が無いのです・・・・・。
曲がりなりにも、私は「コンパスの総裁」って権力者です。カガリさんとか居ますが、まだ「ラクス様の一声があれば動く」って人が世界にも多くいます。
ただの歌姫なら良いですが、政治的なことまで思考を丸投げして、私の意見にただ追従する。本当に恐ろしいのです・・」
「でも、そうやって心配しているのなら、きっと大丈夫だよ。以前貸してくれた本に・・・・
てあるし。それに
こんな言葉もあったよね・・
もし、遺伝子や、力に飲み込まれていたら、今ごろ、僕と一緒にこうやって話をすることも無かったかもしれないよね。
まあ考えたら少しぞっとするけど・・」
{少し間をおいて・・・・}
「そうですはね。これも覚悟を決めて使いこなせば、少なくとも、多くの人を傷つけることは無いのでしょうね・・・・・
・・・で、こんな「か弱く寂しがっている」私を、今晩は可愛がって慰めてくださいね」
・・・・・・・・・・
今回はこれで一応、本編の所は終わります。が、まだ補筆するところもあると思います。
あと、集団的西側って、「腐った項羽」ですはな。
そりゃ、人類の厄災になってしまいますは。
あと、この文章は、顔回先生と覇王さまのご助力がなかったら、書けま
せんでした。
ありがたや、ありがたや。
「弱さ」をどう活用するかを、書ききれなかったです。
この「二人」では、ちょっとそれは書ききれない気がします。
「強さの毒」については、それなりに、書けたと思います。
まだまだ書き手が未熟ですので、精進あるのみです・・。
追記
よくも悪くも、ロボットアニメやSFで、これを真剣に話の重要部分に持ってくるのは、少ないよね・・・
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