著者：金川 顕教

自由を手に入れる

この本に書いてあることを実践することで精神的自由を手に入れて欲しいと著者はあとがきに書いている。

経済的自由→仕事の自由→時間の自由→精神的自由

自由を手に入れるためには以下の3つが大切。

1. 人目を気にしない
2. 自分のやりたいことを明確にする
3. 嫌われる勇気を持つ

経済的自由を手に入れるためには、以下の3種類しかないそうだ。

1. 仕事（エリート）
2. 起業（ビジネスを始める）
3. 投資家

選んだ仕事で時給が決まる

残念なことに所属する企業や業務の内容によって時給の最大値決まってしまう。会社員として経済的な自由を勝ち取るためには、一部の高給が出る企業で働くしかないそうだ。

私見では、スタートアップ企業でストックオプションがあれば上場する際に大きな資産を得ることは可能かもしれない。聞いた話では、一般社員で数千万円の資産を得られたとか。バクチ感は拭えない。

そういった我々が置かれている日本社会から考えると、より多くの人が経済的な自由の獲得可能な手段は起業と投資家となるそうだ。

この書籍では起業について取り扱っている。

メンター

経済的自由獲得への1番の近道はメンターを見つけること。
メンターは会って話ができる人であること。

探し方が記載してある。

長期的目標を持たない

1、3、5年後に達成する目標は、今日・明日することが曖昧になる。

そんな長期目標は不要。

1ヶ月の具体的な目標を作る。それを達成するために今日の1時間単位で何をすればいいのか・何をやらないのかを明確にすることが達成の推進力となる。

時給を知る

まずは、自身の時給を計算してみよう。給与と働いた時間から時給が出るはずだ。

目的達成のための時間を作り出す

まずは、自分が使っている時間を可視化しよう。何にどれだけ費やしているか分かれば改善しやすいはずだ。書籍では４分類している。

特に4番目（1-3番目以外）に該当する時間をどれだけ2番目の達成のための時間に変えられるかがカギになるという。

1. 睡眠、食事、通勤、就業時間
2. 達成のための時間
3. 楽しむ時間
4. 無駄な時間

通勤時間は生産性が低い時間と捉えられており、通勤時間を減らすために職場の近くにすることを推奨している。

直近では、リモートワークが推奨されているという状況のため、通勤時間はほぼゼロになっている方々もいらっしゃるのではないかと思う。そういった環境下では、達成のための時間をより作り出しやすい環境にあるのではないだろうか。

自己投資こそ最高の投資先

書籍では、以下の3つについて言及している。

1. パブリックスピーキング
2. コピーライティング
3. マーケティング

所感

キャリアコンサルタントに話を聞きにいくと、5,10年後にどうなっていたいかなどと言われるのだが、正直なところ先のことはよく分からない。

「自分がどうなりたいか」がぼんやりしていることに気づかされる。

著者は、企業に在籍しながら副業を順調に成長させて年収を上回ったタイミングで退職されたそうだ。

いきなり会社を辞めて「起業するぞ！」は少々ハイリスクな気がするが、副業でTry & エラーを繰り返してひとつのビジネスを成功させるというやり方があることを知った。

転職によって時給を大きくアップさせることは難しい。大概は微増くらいになるだろう。

知人に月10万円くらいの副業収入得ている方がいる。月給を5-10万UPすることは至難だが副業という形をとればより現実的になっていくる。