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Zagreb01_失恋美術館

クロアチア、ザグレブにある
Museum of Broken Relationships」…日本語では失恋美術館。


この美術館、展示内容が独特

失恋にまつわる美術作品が飾ってある
のではなく
人々から寄せられた思い出の品が飾られています。


ウェディングドレスから瘡蓋まで。

中には歴史的資料になるのでは、というくらい時代を感じるものもありますが
そのほとんどは説明文がなければメルカリですら売れなさそうなものばかり。


品だけを見ていると、想像力がめちゃくちゃ豊かな人を除いてはよくわからない気持ちになるのですが
小説のような説明書きと併せて鑑賞すると、人の思い出がひしひしと伝わってきて短編小説を読んでいる気分に。


展示品の、使い古された(もしくは未使用の)その質感も合わさって
他の何にも変え難い感覚を抱けます。


なんと、クロアチアの地にして日本語訳もあります。


かなり多言語対応をしてくださっていて、それだけ説明文・註釈に重きを置いていることが感じられました。


出品者は思い出の成仏にもなるし、一石二鳥というか。


恋心(失恋心)は時を超えて、国境を超えて、人の共感を呼ぶんだなあと、
よく思いついたなあと感心するばかりでした。


美術館とはいえこれまでにないラフな雰囲気でした。
日本語訳はチケットのところで言ったらトップ画のような冊子が借りられます。


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