見出し画像

自転車大国・台湾を代表するメーカー、「MERIDA」の強みと日本での展開とは?#未来へ繋ぐ台湾エクセレンス

台湾エクセレンスに関わる方々の思いを未来に繋げる連載、「#未来へ繋ぐ台湾エクセレンス」。
第2回目は台湾を代表する自転車メーカー、「MERIDA」から、日本の拠点であるメリダジャパン株式会社 執行役社長の福田三朗さんのインタビューをお届けします!


突然ですが、皆さんは普段自転車に乗りますか?
移動手段として、通勤・通学で使用したり、趣味として、休みの日には自慢の愛車でサイクリングなんて方もいると思います。
自転車を活用した配送サービスの広がりなども影響し、今、日本でも自転車の需要は増えています。

では、お隣の台湾ではどうでしょうか?

自転車が好き!という方には周知の事実かもしれませんが、台湾には数多くの世界的ブランドが存在し、最新の技術を用いた自転車を世界に送り続けています。
まさに、台湾は世界の自動車産業を牽引する「自転車大国」
車体だけでなく、自転車パーツでも世界的メーカーを数多く抱えています。
私たちが普段使用している自転車にも台湾メーカーのパーツが使用されているなんてことも…!
実はみなさんの身近なところで台湾の自転車製品を発見できるかもしれません。

もちろん台湾エクセレンスにおいても、これまで数々の自転車や関連製品が「台湾エクセレンス賞」を受賞しています。

これまで30以上の金・銀賞を受賞してきた「MERIDA」は、1972年に台湾で創業以来、自転車の製造を手がける台湾屈指の自転車メーカーです。
今では年間約150万台の自転車を、80を超える国と地域で販売しています。
今回は、そんな台湾エクセレンスと関わりが深い「MERIDA」に、台湾エクセレンスに対する思いや日本での活動についてお伺いするべく、今回は静岡県伊豆の国市にある世界最大級の自転車展示施設、「MERIDA X BASE」にお邪魔しました!

MERIDA国内取扱全車種の展示・レンタルをはじめ、
様々なコンテンツを取り揃えた世界最大級のサイクリング施設「MERIDA X BASE」。
購入前の検討だけでなく、様々なイベントやサイクリング途中の休憩施設や集合場所として、
さらには購入後のサイクリングハブ施設として使用することができる。

<メリダジャパン株式会社 執行役社長の福田三朗 プロフィール>
1990年3月 宮田工業株式会社入社
2016年4月 株式会社ミヤタサイクル 執行役員 営業企画部長
2018年7月 株式会社ミヤタサイクル 執行役員 ブランドマネジメント部長
2021年4月 メリダジャパン株式会社 執行役員 経営企画室長
2022年4月 メリダジャパン株式会社 執行役社長就任
         株式会社ミヤタサイクル 執行役社長就任

「MERIDA」の日本拠点、「メリダジャパン」

Q. メリダジャパンの設立の背景について教えてください

メリダジャパンの前身である宮田工業は1890年に創業した日本企業です。
当時は自転車以外の事業も手掛けていましたが、自転車事業を分社化し、株式会社ミヤタサイクルを設立しました。

その後、台湾の MERIDA Industry が連結子会社化し、2020年7月1日にメリダジャパン株式会社に社名変更すると同時に、ミヤタブランド事業を会社分割し、その事業を新設する株式会社ミヤタサイクルに継承しました。

現在メリダジャパンの本社は神奈川県川崎市にあります。

その他、神奈川県足柄上郡中井町に倉庫と生産拠点を置いており、世界最大級の自転車展示施設、「MERIDA X BASE」 を静岡県伊豆の国市で営業しています。
取扱ブランドは、MERIDA、MIYATAの二つのブランドを取り扱っています。

企画から設計生産まで一気通貫のスタイル

Q. MERIDA製品の強みとは、どんなところですか?

当社では、企画から設計生産まで自社で行っているというのが強みです。
ドイツにありますR&D部門で企画設計されたものが、台湾でのテストを経て、台湾自社工場で生産できることによって、製品の品質及び供給の安定化が可能であるというのが最大の強みです。

Q. MERIDA製品は毎年多くの製品が台湾エクセレンス賞を受賞されていますが、どういった点が評価されていると考えていますか?

ドイツにありますR&D部門で最先端のトレンドとデザインをいち早く取り入れることが可能です。
また、近年ではワールドチームへのバイク供給を行うことで、新商品へテクノロジーをフィードバックしています。

そのような点が評価していただいている点かなと思います。

幅広いユーザーに届く、製品ラインナップ

Q. 日本国内での展開において、台湾国内と違うアプローチをしていることはありますか?

MERIDAはグローバル企業ですので、基本的にはグローバルモデルを日本国内でも展開しています。
ただ、一部日本人の体型や好みのデザインに合わせたジャパンモデルといったものも独自に展開しています。

Q. 日本のどのようなユーザーに製品を届けたいとお考えですか?

MERIDAは総合スポーツ自転車ブランドですので、エントリークラスからプロ選手がレースで使用するモデルまで幅広く取り扱っています。
初めてのサイクリングライフを楽しみたい方から、レースで勝利したい方まで、幅広いユーザー様に製品を届けたいと考えています。

「台湾エクセレンス」に対する思い

Q. 台湾エクセレンスは、MERIDAにとってどのような意味のある賞ですか?

この賞は商品にいただいているものですが、そういった商品を作れるブランドでもあるという証だと捉えております。
このブランドをさらに広めていくために、この賞に恥じぬよう今後も努力していきたいと考えています。

Q. 今後の台湾エクセレンスに期待することはありますか?

台湾の企業や優良商品についてご紹介いただき、日本と台湾のビジネスがさらに発展するような、架け橋的な役割をしていただけることを期待しています。
さらに、商品を実際に体験していただける、我々のこの「MERIDA X BASE」という施設をさらに世界にも発信してもらえるようなことを期待したいと思います。

未来に向けた「MERIDA」の取り組みとは

新設された屋内パンプトラックコース。
自転車の持ち込みはもちろん、MERIDA X BASEにてレンタルでも利用できる。

Q. MERIDAは今後どのような事業展開や製品を世の中に送り出していこうと考えていますか?

当社といたしましては、自転車を販売するというハードの面だけでなく、ソフトの面でも充実したラインナップを提供し、ユーザー様のサイクリングライフをより価値のあるものにしていきたいと考えています。

その第1弾としてこの MERIDA X BASE では、今年4月に多くの方々に受講していただいている人気プログラム「MERIDAサイクリングアカデミー」のライディング講習とメカニック講習のプログラム内容をリニューアルしました。

トップリーグでのコーチングにも対応した、スポーツ指導資格「コーチ3」を有するスタッフが、受講者のスキルを効果的に発揮するための体作りを科学的根拠に基づいてアドバイスを行い、それぞれの能力を最大限に引き出すことを目的としたプログラムになっています。

講習は 初級・中級・上級の3段階にクラス分けされ、それぞれの段階に合わせた内容で、受講者の目標にそったサイクリングスキルのレベルアップを目指す内容となっています。

また、MERIDA サイクリングアカデミーのリニューアルに合わせて、屋内のパンプトラックコースも新設いたしました。

パンプトラックコースは、天候に左右されずに、お子様から大人まで幅広い年代の方に楽しんでいただけるコースとなっています。

また、マウンテンバイクのライディング講習でも当コースを使用し、オフロードで必要なバイクコントロールなどのテクニックを身につけていただくことができます。

MERIDAは、キッズバイクからロードバイクやマウンテンバイク、そして最先端のeバイクまで生産する、総合自転車ブランドです。

MERIDAのバイクを使用して、サイクリングライフを楽しんでもらい、たくさんの方にMERIDAファンになってもらいたいと考えています。



〜〜〜

みなさんの身近なところにも、台湾製品が根付いているのを感じていただけたでしょうか?
「これから自転車を買おうかな」と考えている方は、ぜひ台湾ブランドにも注目してみてくださいね!

次回は、台湾エクセレンスが掲げる4つの評価項目のうち、日本が誇る「品質」分野の審査を担当されている、台湾エクセレンス国際審査委員 押村征二郎さんへお話をお伺いします!

お楽しみに♪


過去のシリーズはこちら👇

【台湾エクセレンス 公式アカウント・チャンネル】
Twitter (@TWexcellence_jp)
Instagram(@taiwanexcellence_jp)
Facebook(@TaiwanExcellence.jp)
YouTube(日本)

【台湾エクセレンス製品が購入できる楽天サイトはこちら



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?