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就活が嫌いだった男の就職活動体験記 初めての内々定 4月25日〜4月29日

4月25日(水)
今日は某電子機器メーカーの1次面接
(プリンタ、工作機械、精密部品など)
面接のため大阪を通り越して京都まで足を運んだ。
面接官2人、20人くらい就活生がいる中、最後の面接だった。以下面接内容
・志望動機
・就活の軸
・今の大学を選んだ理由
・学生時代頑張ったこと
・やりたい仕事
・研究テーマ

京都に本社のある会社だったが、全国に拠点があったので京都で働きたいという話はしないほうがいいと言われた。直接合格をもらったわけではないが、次の面接に向けたアドバイスを貰えたので通過したと思う。

その後最寄駅の宮本むなしで肉野菜炒め定食を食べていると、突然電話がかかってきた。びっくりして店を飛び出し電話に出てみると、昨日最終面接を受けた某自動車部品メーカーの人事の方からだった。

私「はい、もしもし」

人事「○○会社です。昨日は面接に来てくれてありがとう。最終面接の結果は合格です。他にも選考が進んでいる企業があると思うけど、どうする?」

え、あの最終面接で受かったのか?嬉しいというより、驚きの方が強かった。

私「ありがとうございます。合格というのは、内々定ってことでしょうか…?」

人事「うーん、内々定は入社する意志がないとあげられない。うちが第一志望と言っていたけど、まだ迷ってる?」

私「絶対落ちたと思っていたので嬉しいです。ただ、びっくりしすぎて今すぐ返事はできないです…」

人事「わかりました。とりあえずもう一度面談しましょう。また日程はマイページで連絡します。」

私「ありがとうございます!」

正直受かると思っていなかったのと、食事中だったこともあり困惑した。人生で初めて最終面接を突破することができたものの、絶対に落ちたと思っていたので拍子抜けした。それでも嬉しさはあった。最終面接後にまた面談をしてくれるとは、なんて素晴らしい会社なんだろう。

帰ってマンションの管理人さんに報告すると、すごく喜んでくれた。
キムチと豆腐を差し入れしてくれた。毎日のようにスーツを着て外出している様子をみていたので、心配だったのだろう。
管理人さんありがとう。

2018年4月25日、人生初の内々定(?)を手に入れることができた。


4月26日(木)
内々定を手に入れても就活は続く。
今日はこの前受けた某塗料メーカーの筆記試験を受けてきた。
内容は横1列に数字が並んでいて、左から並んでいる2つの数字を足していくみたいなものだった。あとから調べるとどうやらクレペリン検査というものらしい。今思うとストレス耐性をみてるのかなと思う。面接の後に筆記試験をするのは比較的珍しいのではないだろうか。

4月27日(金)
今日は某化学メーカー(繊維、化成品・溶剤、バイオなど。去年工場が火災したとこ)と輸送機器メーカー(航空機、特装車など。日本の道路を走ってる塵芥車やダンプトラックは殆どこの会社のはず)の1次面接だった。

化学メーカーの面接内容
面接官3人、受験者3人の集団面接
受かる気がしなくて何聞かれたのか全く覚えてない。
一緒に面接受けた人が留学に行ってたことしか覚えていない。
帰り道にその人に連絡先を聞かれて一緒にカツ丼を食べて就活事情について話をした。(正直に言うと連絡先も交換したくなかったし1人になりたかった…)

その後阪神電車に乗って輸送機器メーカーの面接会場へ移動
内容は面接官3人に対し受験者5人の集団面接だった。
面接会場に着くと、すでに同じ面接グループの人が集まっていて、お互いの就職活動の状況について話していた。
私はこうした雰囲気があまり好きではないので、話の輪に入らず黙ってスマホを弄っていた。そのうちの1人から、今の就職活動状況について聞かれたので、少しだけ話をした。
私「ゴールデンウィーク中の5月2日に面接があります。」
男「まじっすか、その会社めっちゃブラックですね!(笑)」
一同「わははははは」
私「は?」

どんな会話の流れでこんな話になったかは覚えていないが、
ゴールデンウィーク中に面接をする会社がブラックかどうかはともかく、なんでこんな見ず知らずの男にそんなことを言われないといけないのかと苛立ちを覚えた。そんなことを考えているうちに、面接の時間がきた。
志望度が高かったわけではなかったが、こんなやつには絶対負けんぞと思いながら面接に臨んだ。面接が始まると、まず志望動機の話から始まり、自己PR、志望度などオーソドックスな質問が続いた。こんなことを言うと不快に思う方がいらっしゃるかもしれないが、他の就活生のレベルが低すぎてお話にならなかった。驚いたことに、面接で第一志望です。と言い切らない人が意外と多い。(自分も1度失敗しているので他人のことが言えないけどね。もちろんこれは賛否両論あると思う)明らかに事前に考えてきた原稿をアナウンサーのように棒読みする受験者も意外と多い。自分も他人のことを言える立場ではないが、間違いなく通過したと確信があった。面接をたくさんこなしてきて、自分の力が上がってきていることを実感した。その面接後、2日前に受けた電子機器メーカーから面接通過の連絡があった。

夜は久々に大学の友達と慰め会をした。とりあえず同級生も順調に進んでいるようで嬉しい反面、自分も負けてられないと思った。晩ご飯を食べている途中に、さっき受けた輸送機器メーカーの面接通過のお知らせが届いていた。その日は気持ちよく眠れた。

4月29日(土)
今日は友人と久々に遊んだ。
5人で集まったが、今のところ内々定を持っているのは自分含め2人だけだった。
なぜかよくわからないが、友人の話を聞くと落ち込むことがある。
この人は自分の考えをしっかり持っていてうまく行っているのに、自分は全然だめだと思う時がある。
なんだか、自分の人生こんな感じでいいのかなと色々考えてしまう。
将来結婚できるのか?就職先はどうなるんだろうか、社会人になれるのか、社会人になってもしっかり働くことができるのだろうか。
劣等感を感じて家に帰って数年ぶりに涙を流して泣いた。(今考えても謎すぎる)

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