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箱根に来て20日

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箱根にきてからもうすぐで20日になります。

あっという間に20日がすぎてしまったわけです。予定では2ヶ月間の滞在となっており、その4分の1が既に終わってしまいました。

その間、私は何をしていたのかというと、基本的には旅館での仕事があるのでそれに従事しており、それ以外の時間ではやれ観光とか、読書とか、インターネットとかに時間を潰している毎日でした。

最初は自然に囲まれている、この何もないような箱根仙石原での生活に、不安を募らせている日々でしたが、意外と慣れるものでして割と居心地よく暮らしています。
職場の人たちとも少しずつ馴染んできて、私と同じ裏方の業務には中国人やネパール人など、さまざま国籍の人が働いていますが、みな気さくで話しやすいです。
相変わらず人見知りを発動しがちな私なので、自分を出すには時間がかかって仕方がないのですが。

こんな日本の山奥に、たくさんの国の人たちが一緒になって働いているなんて、考えただけでも不思議なものですが、その不思議さすらも簡単な日常に流れていくようでして、ここで働いている人たちがそれを強く自覚しているようには見えなかったりするわけです。
つまりはこの状況を割とすんなりと受け入れていて、まあ仕事の場というのはそういうものだといえばそうなのですが、自分にとっては強く意識してしまいがちだったりします。

それは大阪のシェアハウスに住んでいた時もそうでした。
関西を始めとする色々な地方から、年齢も性別もバラバラな人たちが、なぜか一緒に暮らしている。
社会人になってからの人間関係なんて割と決まりきってしまいそうなのに、私たちはシェアハウスに興味を持ったという一つの条件だけで共に生活をして、お互いを知って、楽しんだり悩んだりして暮らしていたのです。
それはとても楽しい日々の繰り返しで、そんな日々の合間にふと、どうしてこんなに不思議な巡り合わせができたのだろうかと、自問するに至ったりしたのも何度かあったものです。

その、現状を不思議だと思うことは今でも変わりません。私は全く縁のない地域に身一つでやってきて、その場で働いている人たちのテリトリーに入り、そして時間を共にしている。
過去での判断が少しでも違っていたら、人生の選択を少しでも変えていたら、この今はなかったのでしょう。

それが当たり前すぎるのですが、そんな当たり前も、日常的に簡単に受け流すことが難しいのは、私の性格ゆえなのでしょう。
大切にしていけたらと思って、毎日をnoteに綴ります。



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