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あめのひ

雨ふり身体は水ぶくれ 
思考回路も水浸し 
雨がやむまですっかりおぼれて 
脱水機は役にたたない …
貴方のように瞼を閉じて
夢の中を旅することも考えてみたけど
雨ふる時を流れてみる…

春の雨 細くせつなく やるせない わかれ雨   
夏の雨 むれた土の香りを運びこみ
身体のほてりをなだめ鎮める 浄化の雨   
秋の雨 長く音なき想いをしのばせ肩に落ちる 忍び雨   冬の雨 慈愛にしみこみ雪となり白い言葉が落ちてくる 
愛ある雨  どの雨もいとしく美しい…
神の住む空から降る言葉の数々
ひとつひとつに愛があるのかもしれない…

でも ただ 今は 吸い込みきったスポンジが静かに乾いていくのを待ってみる

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