メリケン発的販売方法の盲点

さて、何通か、先方に問い合わせ、以下のようにお送りしたら、やっと
「なるべくお早目にご回答いたします」
とお返事を賜った。

以下に、当方がお送りしたメールを伏字を加えながら、記す。

サポートチームの皆さん、お元気でしょうか ? 自分が、昨日、お送りしたメールは如何なっているのでしょう ? 早急にご返答を賜りたく存じます。以下からは、まどろっこしいので、「だ」「である」調で書かせていただく失礼をお許し願います。

さて、感じたままを率直に述べる。あるネットの識者は、WEB上でのコミュニティでは、3割の成功者が出たら、とても優秀で、殆どは1割も出せていない、とおっしゃられていた。御社でのコミュニティでは如何程であろう。まあ、答えづらいのであれば、聞き流すのがよかろう。無理に答えなどは求めはしない。

問い合わせのメールをお送りしたのにそれには答えて貰えずに、自動で送信するメールで対応されては興醒めである。◯ー○ーンとはおっしゃられてはいるが造花ならぬ造樹ではなかろうか。つまり、生きてはいないのだ。

アメリカの諸星氏が大成功の先駆けとなったダイレクト・レスポンス・マーケティングのコピーライティングは、テクニックのオンパレードで、顧客を視野狭窄にしたり、焦らせたりして、好きにはなれぬ。やはり、自分はそのような文を書くのはやらない、と、たった今、決断した。製品発射であろうと常緑発射であろうとその本質は変わらぬように感じられる。寧ろ、大きく稼いだだけ、不満や恨みを持つ者が増加したのではなかろうか。まあ、御社はそのようなデータも取得済みであろう。

美人な奥方に高級車、豪華ホテルにリゾート。確かに羨ましくもある──かなあ?毎日の食べるものにも困っている自分なら、ひょっとしたら、一時で百万も手にしたら、有頂天になって、浮かれまくってしまう‥‥かもね。

さて、長々と書く予定ではあったが、お読みになるのも苦痛であろう。言いたきことを率直に述べる。

まず、当方にはコンテンツもかなりあり、これからもそれらは無尽蔵に生み出せる。クリエイト・表現活動・タレントに価値を見出して、販売の一切を御社が担当してくださるのなら、インスタントに分業体制が構築出来、全方よしの世界が瞬く間に実現出来る。御社は売上の50/50甘い罠でご満足いただけるであろうか?

故に選択するのは当方ではなくして、◯◯さん、あなただ。

以上、好き勝手述べさせていただいた。御無礼をお許しいただければ幸甚である。

尚、速やかにご返答いただけなければ、当方の感じたままをSNSにて発表する。これは脅しなどではなくして、ただの表現者としての性故、お赦しを請う。

現在の状況は米国で流行ったものが5〜10年後、日本でも流行る、と言われている。

ケネディ氏が先駆けのレトリックによるこの販売方法は、強烈であるが故に危うい。

精神的動揺に誘われて契約し、その人にとっては大金だと感じられるだけ支払ったのに、もし、結果が得られなかったら、その心中は如何程であろう ?

だからこそ、自動的にステップメールとやらで、全員に一律に同じ内容のメールを送るのは如何なのだろう?

多分、不満者は少なくないに相違ない。多分、そういうデータも主催者は把握はなさってはおられぬのだろうか。

その不満を持ちクレーマーと云われる人を最小限に抑えるため、契約に至るまでの手間隙を惜しんではならぬのだ。

十分納得し、その講座なりに入会したのなら、例え約束されていた成功と云われるものを手中に納められなかったとしても感謝する人も少なくはなかろう。

何が何やらわからず、ただ、感情的に動揺を誘発され入会した者は端からやる気なども旺盛ではなく、挫折しがち、では ?

まあ、これはただの推察である。

大金を得られても、クレーマーに忙殺されるコストを考えたら、額はそんなに多くはなくとも、殆どの入会者が満足していたら、コスト的にも有益、なのでは ?

情報化社会の昨今、すべてはデータが物語ってくれるであろう。単なる邪推を述べたのなら、ご寛恕を。