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焚き火を起こすための書


短くも長くもあった季節(とき)


高校の3年間は本当に短くもそして長くもあった。

朝、早い時は3時から4時ごろ起きて、冬は自室で炬燵のみで暖をとり、悴(かじか)んだ手指を懐で温めたりして、筆記用具を持ち、勉強をした。

7時ごろご飯を食べて、地元の底辺高に入学できたお陰で、20分もかからず、徒歩で登校もでき、職員室に添削のノートを国語の主濱先生や英語の佐藤先生に提出し、クラスルームに行き、開口一番
「英単語を10個覚えると、脳みそが1g増える」
と出任せを言ったりして、級友を紛糾させたこともあった。

中学からの友人の真人に誘われて入部した羽球部で19時ごろまで大汗を掻いて、19時半ごろ帰宅すると、ご飯を食べて、風呂に入り、すぐに眠る。

ほぼ、このような生活が3年間の大半だった。

一年の時は生徒会で総務所謂書記も務めた。

そのお陰で、尊敬できる先輩方も思いの外おられることに気づけた。

野球の応援の帰りに、級友のお爺さんの家の離れで酒を飲んだこともあったし、文化祭の前の日に酒を飲みながら麻雀の卓を囲んだこともあった。

禅寺で数人で、何時間も大声で読経して、口から汚物が排泄されるように溢れたこともあった。

雪像を作ったこと、全学年での綱引きでクラスが優勝したこと、楽しく成し遂げたことは沢山あった。

だが、多分、以上のようなことは、志望校に通えていたら、到底経験できることは一つもなかっただろうと、今振り返ると、容易にわかる。

「与えられた場で咲きなさい」とかいうような言葉を聞いたことがあるが、自分が希望を捨てず、精進していたら、多分、人生は開けてくる。

そして、自分はこれから、もっと、とても幸せになって、人々にそのことを示していく。

これが自身のミッション(任務)と定め、現在、奮闘している。

ミッションとは与えられるものではなく、自己が設定するもの、そう感じている。

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